26話 お土産! ページ29
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『原さんはぁ、何を買うのぉ?』
「私?私はねぇ......これ!」
『これは...?』
「これでね...暗殺計画を実行するのよ」
『おぉ!なぁるほどねぇ!』
お土産選びでも暗殺のことを考慮するとか......流石、原さんだね!
『狭間さんは....って』
途中まで言って、私は止めた。何か狭間さんの周りだけ、まがまがしいオーラが漂ってる。また呪い関係なのか......?
狭間さんに声をかけるのは諦め、男子達の所へ向かう。嫌われてるけど、私のメンタルは鋼なんですよねー。竹林君はきっと、私の声にも耳を傾けてくれるはずッ...!
『竹林君はぁ、何を買うのぉ?』
「わっ...。と、友田さん」
『ん?』
私が声をかけると異様なまでに驚かれた。何、私が般若にでも見えた??
そこでふと、私の目にある物が映った。
『ねぇ、それって...』
「そ、その...これはですね!」
竹林君は手に持っている物をサッ、と背中の後ろに隠す。
『隠さなくてもいぃよ?別にぃ笑ったりしないしぃ。それ、ご当地限定のアニメキャラのキーホルダーだよねぇ?』
「な、なんでそれを?」
『私ぃ、最近アニメにハマってるんだぁ!それでぇ知ってるのぉ!』
「そうだったんですか」
竹林君は同士を見つけたとばかりに、目をキラキラと輝かせ始めた。やだ、可愛い。
『て言うかさぁ。別に隠さなくてもぉいーんじゃないのぉ?悪いことじゃ無いんだしさぁ』
──好きなことを好きって言って、
何がいけないの?──
「!!」
『だからさっ!私の前で隠さなくてもぉ、OK!勿論、皆の前でもねぇ!』
私は竹林君の手を引いて『他のも見ようよ!』と彼を誘った。
『えーっと、これがお館様ので、これが炭治郎達ので──』
袋に包まれたお土産を見ながら、全員分を買ったか確かめる。うん、全員あるね!
「殺せんせー。今買ったあぶらとり紙使ってみなよ」
隣では原さんがあぶらとり紙を使って、タコせんせーを寄せ付けている。お、そろそろ暗殺実行か。
「うーむ。ベトベト取れたら恥ずかしいですねぇ」
「いいから、いいから」
ベトベト取れた方がよくね??
原さんがタコせんせーにあぶらとり紙を張っていると、その後ろで寺坂がニヤリと笑った。
その後、しっかりと暗殺は実行されたが、弾丸はあぶらとり紙によってふさがれた。あぶらとり紙って弾丸止めれるっけ?
タコせんせーはというと、カエデ達の班でトラブルがあったようでどこかへ飛び去って行った。
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小桜(プロフ) - 実力派エリートさん» うわぁぁ! 本当ですね、間違ってました! 私も英語が苦手なことがバレてしまった……。こんな初歩的なのに。教えていただきありがとうございます。訂正してきます! (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
実力派エリート - コメント失礼します。 I'm tired. の訳は私は疲れています。ではないでしょうか。違ったらすいません。 (2022年8月21日 10時) (レス) @page14 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - nanako1201さん» ご指摘感謝いたします! 訂正しました! (2022年7月25日 17時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
nanako1201(プロフ) - 鬼にならんことをだと鬼になりますようにって意味になっちゃいますよ! (2022年7月23日 18時) (レス) @page16 id: ced68c71ce (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 如月蛍さん» コメントありがとうございます!ご指摘感謝致します。全部直してきました!また誤字脱字がありましたら教えて頂けると有難いです......!(ボソッ (2021年8月17日 22時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小桜 | 作成日時:2021年6月28日 22時