貴方に逢いたい、【オリジナル】 (ページ7)

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1-3 封じ込めてはいけない思い出ページ7

黒鳥side

結局夢ではなくて、悲しみという感情と共に朝を迎えました。

もう何もする気になれなくて、ご飯も食べずに、学校に向かいました。

日菜ちゃんに会わないように、わざと早く。

教室に行って、時間も余っているので寝ていたら、いつの間にかクラスメイトが来ていました。

ザワザワとしていて、正直耳障りでした。
日菜ちゃんと話している時は全然気にならなかったのに。

日菜ちゃんの力は凄いんだなと、友達ではなくなった頃に、改めて彼女の大切さを知ったのです。

モブ1「あ、ねえねえ黒鳥さん！大ニュース！！」

いきなりクラスメイトが声をかけてきたんです。

ぶっちゃけて言うと、3年間一度も話したこともなかった人に、何を言われるのだろうかと少しドキドキしていました。
慌てふためいたまま、クラスメイトに返答をしました。

黒「な、何？〇〇さん。」

モブ1「あのさー、あの人死んじゃったの！！えーっと、早乙女さん！黒鳥さんと友達だった人！」

クラスメイトから言われたのは、私からすると、絶望を伝える内容でした。

何故あの時返信していなかったのか、何故あの時理由を聞かなかったのか。自分で自分に問いかけました。

ですが、時間は戻りません。

そして、私と"早乙女さん"が永遠に別れることとなったのです。