30話目 ページ36
そう言い切ったジョーの目に嘘はなくて、本当に信じてるって言うのが私にまで伝わってきた。
こんなこと普段ジョーは言ってくれないから、なんだか泣きたくなった。
それと同時に大声でありがとうって言いたい気持ちになった。
ファージャ｢そーやで！Aは料理手伝ってくれたし、うちらに隠すことなく色んな話してくれたし、ええやつやで！｣
ヴィーラ｢…まあ、これだけ熱弁されたら信じるしかないわよねぇ。｣
Ｖ｢まあ、あの深海の魔女がリクルーターに指名するくらい信頼しているのなら、私達はそれを信じるしかないからね〜。
私達は君を歓迎しているよ、A。｣
『ありがとうございます。』
Ｖ｢なんか変な空気になっちゃっけど、みんな早く食べて寝なよ〜｣
その言葉を合図に、また皆さんはご飯を食べ始めた。
ミスターの言葉には魔法でもかかっているのか。
そう思うくらい、言葉の影響力がすごい方だ。
・・・・・・・・・・・・・・
色々考え事をしていたせいで、食べるのが遅くなってしまった。
皆さんは早々に食べ終わっており、どの方も部屋に戻る際に料理を褒めてくださった。
ついつい優しい世界だ…などという錯覚を起こしてしまう。
洗い物は料理当番の方がするらしいのだが、あまりに遅くなってしまったため自分ですると言ってしまった。
久々の洗い物に苦戦しながらも無事に食器も割ることなく洗い終え、私一人しかいないリビング兼ダイニングを見渡した。
本当に広い。
そして静かだ。
世界に私一人しかいないように感じてしまう。
この寂しくないような孤独感は、人間の頃を思い出す。
私は至って普通の人間だった。
人見知りでありながらも不思議と人は寄ってきて、知らぬ間に友人もできていた。
常に周りに人がいて、1人の時間なんて自分の部屋くらいでしかなかった。
それなのに、心はどこか孤独であったのは何故だろう。
それは人間ではなくなった今でも分からない。
...今分かるのは、この部屋に私の気配じゃないものが増えたということだけだ。
それもほんの少しの殺気を交えて。
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はるまき(プロフ) - 続きが気になる... 更新待ってます！ (2022年10月4日 0時) (
レス) @page43 id: 7c9c8aed08 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - 続きが、、、、気になる、、、 (2020年9月27日 14時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月13日 10時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - いつも更新楽しみに待ってます！これからも頑張って下さい！ (2018年12月27日 17時) (レス) id: 679ef415fd (このIDを非表示/違反報告)
悪魔のクリオネ(プロフ) - 与太さん» こんな面倒くさい訂正にも丁寧に答えてくださり、ありがとうございます！ずっと応援しますし、更新待ってますね！ (2018年12月12日 20時) (レス) id: 1aaac5e030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2018年11月7日 17時
