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今度こそ ページ9

世界「どうした颯太。何か見つかったか?」

大樹「今度こそAの有効な手がかりであって欲しいんだけど・・・」

勇征「今日も一日中探し回ってもうクタクタだよ〜・・・」

黎弥「ちょ、勇征寄りかかってくんなって・・・。重い・・・」



予め決めていた待ち合わせ場所に集まってきたFANTASTICSのメンバーたち。連日捜索に赴いている為かみんな疲れが見えてきている。体力に自信がある黎弥くんや勇征くんもこの状態だし、慧人に至っては澤夏くんに寄りかかって眠っている有様だ。



堀夏「またハズレとか、勘弁してよね・・・」

澤夏「いや・・・。颯太の顔を見る限りハズレではなさそうだけど」

颯太「はい、今回は大丈夫です。先程、BALLSTIK BOYZから連絡が来たんです。・・・“Aの居場所が分かった”と」

慧人「え!それほんと!?」

澤夏「起きるの早」



さっきまで寝ていたのにAが見つかったと聞いて光の速さで起きた慧人に苦笑しながらも、僕はさっき届いた手紙をメンバーたちに見せた。



黎弥「んだよ、肝心の場所が書かれてねーじゃん」

颯太「筆跡を見る感じでは慌てて書いたようなので場所まで書く時間がなかったのかと・・・。でも、Aがいるその場所にはこの手紙を届けてくれたこの子が案内してくれるみたいです」



そう言って横を見ると、僕の肩に乗っかっているコウモリが“僕に任せて”と言わんばかりに羽をバタつかせていた。
・・・うん、控えめに言ってとても可愛い。




大樹「あ、ずっと颯太の肩に乗ってたコウモリはそういうことだったのね」

世界「それならすぐにそこへ向かった方が良さそうだな。・・・みんな、準備はいい?」



世界さんの問いかけに、メンバーたちは力強く頷いた。
さっきまで疲れてた様子だったけど・・・。この感じなら大丈夫そうだね。



颯太「よし、それじゃ行こう!」



僕のその一言を合図に、肩に止まっていたコウモリが甲高い声を上げながら飛び立ち、北東にあたる方角へと向かって行った。
それを確認した僕らは、“今度こそ絶対にAを助ける”という思いを胸にコウモリの後に続くのだった。

*設定紹介(お話ではありません)→←コウモリの知らせ



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設定タグ:FANTASTICS , LDH , ファンタジー   
作品ジャンル:ファンタジー
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- 続き見てたいです。 (9月4日 16時) (レス) id: 3f0e2c3cfb (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2022年6月20日 12時) (レス) @page32 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - お久しぶりの更新ですね(;_;)/~~~現在私はスノーマンにハマってすっかりスノーマンの作品ばかり書いています汗でもLDHの作品も好きです!!これからも頑張ってください(>_<) (2022年3月11日 19時) (レス) @page25 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
流大勝和(プロフ) - めちゃくちゃ続きが気になります!! (2021年12月20日 22時) (レス) id: 38b8bea7e4 (このIDを非表示/違反報告)
樽美酒みき(プロフ) - いつぐらいしたら更新をしてくれますか? (2021年12月14日 16時) (レス) id: 86fc452f95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竜の騎士 | 作成日時:2021年8月29日 14時

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