危機一髪 ページ4
利樹「な･･･。何、これ･･･」
JK「隙あり」
利樹「っ！しまっ･･･！」
足元に意識が向いた一瞬の隙を突かれ、僕は床に押さえつけられてしまう。なんとか逃げ出そうともがくも、相手の尋常じゃない力で取り押さえられている為身動き一つ出来ない。
くそっ、同じ吸血鬼だっていうのにここまで力の差を見せつけられるなんて･･･！
そんなことを考えていると、彼は僕の首に手を伸ばし絞め付け始めた。
利樹「ぐッ！く、は･･･！」
JK「フッ、口ほどにもない。俺をバカにしたらどうなるか分かってんだろうな？」
利樹「ぐぁっ･･･。や、やめ、ろ･･･！」
ニヤリと勝ち誇った笑みを浮かべたそいつは、絞め付けているその手にさらに力を込める。ミシミシと、首の骨が軋む嫌な音がした。
マズい、このままだと何も出来ずに殺される＿＿＿
ガブッ
JK「うっ･･･！？」
死を覚悟したその時、僕の首を締めている手が少し緩んだのを感じた。今にも失いそうな意識をなんとか奮い立たせて見てみると、そこには奴の首に噛み付いている僕の仲間＿＿＿海沼流星の姿があった。
JK「っ！なんだこいつ！離れろ！！」
利樹「っ、今だ！」
流星を振り払おうと奴の手が僕の首から完全に離れたのを好機と見て、僕はそいつに渾身の体当たりを思い切り喰らわせた。
僕が反撃するのを分かっていた流星はすぐさま奴から離れたが、相手はそれに反応出来ずそのまま吹っ飛ばされた。
流星「おい、大丈夫か利樹！？」
利樹「ケホッ、ケホッ･･･。うぅ、な、なんとか･･･」
僕の元に駆け寄りながらそう聞く流星に、息も絶え絶えながらも言葉を返す。あ、危ないっ･･･。正直流星が来てくれなかったらかなりヤバかった･･･！
流星「全く、1人で無茶しようとするな。･･･お前が能力で闘えないことぐらい分かってるんだから、もっと俺たちを頼れよ」
利樹「ご、ごめん･･･」
流星に至極真っ当なことを言われ、思わずシュンとなる。
確かに戦闘向きの能力じゃないのに1人で突っ走りすぎてたな･･･。これからは気をつけないと･･･。
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萌 - 続き見てたいです。 (9月4日 16時) (
レス) id: 3f0e2c3cfb (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2022年6月20日 12時) (レス) @page32 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - お久しぶりの更新ですね(;_;)/~~~現在私はスノーマンにハマってすっかりスノーマンの作品ばかり書いています汗でもLDHの作品も好きです!!これからも頑張ってください(>_<) (2022年3月11日 19時) (レス) @page25 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
流大勝和(プロフ) - めちゃくちゃ続きが気になります!! (2021年12月20日 22時) (レス) id: 38b8bea7e4 (このIDを非表示/違反報告)
樽美酒みき(プロフ) - いつぐらいしたら更新をしてくれますか? (2021年12月14日 16時) (レス) id: 86fc452f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜の騎士 | 作成日時：2021年8月29日 14時
