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story32★ ページ34

ヴィトル「んじゃ、そろそろ寝るか」





ヴィトルはそういいながら、大きく伸びをした。それを見てたら私も少し眠くなってきた……。


そして、私は口を押さえて欠伸をした。





ヴィトル「お、眠くなってきたか?あー……お嬢様はベットがないと不満ですか?」





寝る前までからかうなんて………ヴィトルは本当に元気だな……。でも、私もからかわれてバッカじゃないんだからね?





アリシア「それはそっちじゃないの?お坊っちゃま」





私はヴィトルの方を向いて、にっと笑った。そして、しばらく…私たちは同時に吹き出した。


沈黙に耐えられなくなった…っていうのもあるし、何より面白かったから。





ヴィトル「ははっ、言うようになったじゃねぇか。つか、お坊っちゃまはねぇだろ、お坊っちゃまは」





アリシア「そんな事言ったらお嬢様もないって!ははっ!いいじゃん、お坊っちゃまで。似合ってますよ〜」





ヴィトル「なっ!やめろって!!」





ふふっ……これは勝ったな。


そう思って、私は心の中でガッツポーズをしていた。ヴィトルに初勝利だ。



そして、私たちはそれぞれ木にもたれかかって眠りについた……否、つこうとした。





アリシア「(寝れないな……)」





そう思って横を見ると、ヴィトルはすでに眠りについているようだった。

疲れてたのだろう……ぐっすりと眠ってる。





アリシア「これから…どうなるんだろうな」





これから先のことを思うと不安もある、だけど…何故だろう。

どこかにワクワクしている自分がいるのだ。



故郷にいた時にはできない冒険が待っているかもしれない……そう思うと、胸が弾む。





アリシア「明日は…何があるのかな………」





そんなことを考えていたら、だんだん眠くなってきた。

そして、私は瞳を閉じる……





心地の良い風の音が聞こえる……

その音を遠くに聞きながら、私は眠りについたのだった。まだ見ぬ明日に想いを馳せて。





ヴィトル「おやすみ、アリシア。ゆっくり休めよ…」

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設定タグ:ファンタジー , オリジナル , 合作   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:セレーナ・ラフィーネ&しろーん x他1人 | 作成日時:2018年2月15日 15時

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