story31★ ページ33
ーその夜。
アリシア「今日は色々とあったな……」
そう呟きながら、私は今日あったことを思い返した。
まずは、初めて剣を…自分の意思で握って振り下ろした。これはきっと、私にとって大きな一歩だ。
あとは…………
ヴィトル「おいアリシア、飯だぞ」
そうそう、ご飯をどっちが作るかとかでちょっと討論になったりもした。…っというか、ヴィトルに"おまえ、飯作れんの?"と言われたことに、私がちょっとキレちゃった事から始まったのだけど……
結局、ご飯は当番制になって、今日はヴィトルが作ることになった。
アリシア「うん、ありがとう。あ、いい匂いがするね……」
ヴィトル「俺が作ったんだ、当たり前だろ?」
そういってヴィトルは笑った。
なんだか、こうやってヴィトルと話しているとアラムと話しているみたい……だって、こんなに話せる異性の友達はアラム以外にいなかったから。
ヴィトル「ほらよ、あんまり食料がねぇから今日の飯はこれだけで我慢しろよ」
アリシア「うん、わかってる。我儘なんて言わないから」
ヴィトル「そうか〜?今日、もう歩けないとか言ってたのは何処のどいつだっけな〜?」
今日、何回ヴィトルにからかわれたんだろう………でも、そのおかげで嫌な事を考える隙がない。
もしかして、ヴィトルはそういう事も考えてくれてるのかも……なーんて、私は思った。
アリシア「あ、美味しい。」
口に含んだ瞬間広がる旨味……はたして、私はこれより美味しい料理が作れるのだろうか。
ヴィトル「だろ?これは
アリシア「そうなのね、じゃあ……明日は私が
ヴィトル「あー、まぁ、期待しないでおく」
ヴィトルはニヤニヤしながらそう言った。
またバカにして……絶対に見返してやるんだから、覚悟しててよね!!
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作者名:セレーナ・ラフィーネ&しろーん x他1人 | 作成日時:2018年2月15日 15時