家に帰ろうと思ったら拉致されました 続【オリジナル】

67話 ページ25

アレからリセトさんと別れ


自分の部屋に戻ってきた


……時間。


ちらりと時計を見るともうすぐ8時半になる頃だった


ジロ「…リセト殿は妹さんが


ものすごく好きなようじゃったな」ﾆｺﾆｺ


貴『うん。

聞いている限りすごくいい人そうだったし』


いつか、会えたらいいな


と笑って言った


ジロ「…うむ。

私はすぐ会える、そんな気がするぞ」


ニコリと笑う


私を安心させるような目で


そして温かい笑顔だった


貴『…ありがとうﾆｺ』


お風呂はいっちゃお！


私は嬉しくて笑う


ジロちゃんもつられて笑う


こんな時間が続けばいいのに


と私は思った


・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ


ﾌｰ


私は濡れた髪をタオルで拭きながら


ストンとベッドに座る


…今はジロちゃんがお風呂に入っている


ジロちゃんはお風呂の時は人型に変わり


私と同じようにお風呂に入る


始めは獣で一緒に入っていたが


…まぁ、色々あるのだろう


ジロちゃんの人型はとてもかっこいい


…目をぎりぎり合わせられるぐらい


貴『…紅茶でも入れようかな』


ここの世界の紅茶は美味しい


私の世界の紅茶はその茶葉の香りや味だが


こっちのものは色々なものがブレンドしてあり


癖はあるが好みに合えばとことん美味しいのだ


紅茶好きの私としては嬉しい限りである


ｶﾁｬｶﾁｬ


お湯は98度


これが私のこだわりである



ﾌﾌｰﾝ


と鼻歌を交えながら紅茶をいれていると


ｺﾝｺﾝ

？何だろこんな夜遅くに


ジロ「…私が出よう」


といつの間に上がってきたのか


ジロちゃんがドアの方に行ってしまった


貴『はーい。』


……紅茶いれよっと


コポコポと二人分の紅茶をいれていると


ジロ「おぉっ。久しいではないか！！


あるじー！！」


ドアの音がした瞬間ジロちゃんの嬉しそうな声


貴『どうしたのー？』


コップを置きそこにいたのは





懐かしいあの人だ

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