東方我烈伝 Cross of OrecaWorld 第３章―七つの大罪―

37th,sin　希絶両望 ページ38

「この…クソが!!『ドウン』!!!!」

「これでどうです！『シャイン』!!!!」

「無駄よ!!聖符『リヒト』!!!!」

「喰らえ!!闇符『ダーク』!!!!」

「なっ!?」

「バカな!?」

サタンとルシファーは魔法を放つが、霊夢と魔理沙も魔法を発動。先程はサタンに軽々相殺されたが、今度は相殺はおろか、その魔法を消しながら２体に向かって行った。悪魔２体はギリギリ避ける

「チィ！『地獄の紅焔』!!!!」

「閃光『フラッシュバースト』!!!!」

「何だと!?」

「『デビルソード』!!!!」

「無駄だぜ!!深海『ディープストリーム』!!!!」

「な…!?」

「こ、これが『hope』と『despair』の力!?」

「幾らなんでもおかしくないですか!?さっきまであれだけ苦戦していたのに…」

サタンの技は霊夢のスペカに、ルシファーの技は魔理沙のスペカに掻き消され、更にそのまま被弾した。その力に、味方である咲夜と早苗も仰天していた

実はこの２つの魔力、意味は『希望』と『絶望』で完全に対になっている。だが、その効果はどちらも『状態変化を完全に無効化にし、更に、劣勢であればある程魔力を上昇させ、身体能力も高める』という物なのだ。故に、今の二人の力は桁外れ迄に上がっている

「ならば…消え失せろ!!『コキュートス』!!!!」

「この一撃を避けてみなさい!!『悪逆・セラフィックウイング』!!!!」

悪魔達はそれぞれの超ＥＸ技を使う。霊夢と魔理沙はその場を動かず、サタンとルシファーは決まったと思った

「…破闇『アブソーブオブダークネス』!!!!」

「…破光『アブソーブオブライトネス』!!!!」

「ハァ!?」

「あ、ありか!?」

が、霊夢はサタンの、魔理沙はルシファーの技を、何と吸収した。想定外過ぎる事態に、２体は驚愕した

「魔理沙！決めるわよ!!」

「任せろ!!」

二人は吸収した魔力と自分達の魔力を頭上に集め、魔力は白と黒が入り交じった光球に変わった

「「希望と絶望…その狭間で、自らが求める物を、今一度確かめよ(ろ)!!!矛盾『希絶両望』!!!!」

「な…バカなああああああああああ!!!?」

「何故だ…何故こうなったああああああ!!!?」

光球から白と黒のレーザーが大量に発射、全てサタンとルシファーに向かって曲がり、それを喰らった２体は魔法陣の中に消えていった

「や…やった…！」

「か…勝った…わね！」

そうして、大罪の悪魔との戦いは終わった

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