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15th,sin 知られざる場 ページ15

―紅魔館―

「…分かりました。わざわざありがとうございます」

「いや…それより、大丈夫よね?」

数分後、紅魔館で、チルノは咲夜の手で治療されていた。レティは心配そうに咲夜に聞く

「少しダメージは大きいですが、妖精の回復力なら、直ぐに治るでしょう」

「良かった…」

マモンを倒した事で、チルノの力は既に戻っている。だが、それでも傷は大きかった

「それにしても、貴女が我符を持つとはね」

「…それは、私を選んだスノーに聞いてちょうだい」

レティから既に我符について聞いていた咲夜。レティは我符カードを取り出し、パートナーを呼び出した

「うわっと…どうしたんだ、レティちゃん」

我符カードは氷海騎士スノーに姿を変えた

「今までの話、聞いてたでしょ?」

「…別に、雪の妖怪と雪戦士だから、合うかなって思っただけだけど」

「「…」」

意外と適当だった理由に、レティと咲夜は言葉を失う。その時、近くの机に置いてあった紙が落ちた

「ん?何か落ちたよ」

「え?…あ、ついでだから見てもらっていいですか?」

「う、うん」

咲夜とレティは拾った紙を覗く。幻想郷の地名とオレカモンスターの名前が書いてある、咲夜手製の物だった

「これは…」

「今までに現れたモンスターと、その出現場所を纏めたのですが…」

「…あれっ、もしかして」

「気付きましたか。そうなんですよ…」



―人里近くの道―

「…こいつか?」

「そうです。昨日見つけたらしいですが…」

数日後の真昼、人里の近くに魔理沙と『稗田阿求』はいた。二人が見ているのは、大きな足跡だ

「少なくとも人間ではないし…妖怪でもどうかと思うな」

「そうなんですよね…となると、残った可能性は」

「オレカモンスター…か」

巨大な足跡の主を、オレカモンスターと考える二人。どうやら、流石に誰の物かは分からないようだ

「さて、せめて行方を調べないとな…」

「ですが、宛はあるのですか?」

「流石にどこに行ったかは分からないけど…方向位なら、足跡の向きで分かる。えーっと、確かあの方向には命れ…ヤバイ!!」

モンスターがいると思われる方向に何があったかを思い出す魔理沙。思い出した途端に、箒にまたがり飛ぼうとした

「ま、魔理沙さん!?」

「悪い!先に戻っていてくれ!」

「え、あ、はい!」

阿求に戻るよう行った魔理沙は、『オレカモンスターが今までに一度も出ていない』為、完全に見落としていた場所…『命蓮寺』に向かった

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我界戦士コウキ(プロフ) - ハロウィンPさん» 後々出るので、待っていてください (2016年6月23日 17時) (レス) id: d6b14aeea0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ルーミアの我符version出して下さい! (2016年6月23日 16時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - サタン化け物かよ…!? ビリー『考えたアホはどいつだ。』 …俺です。 (2016年6月22日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ああ、考えてみると洒落にならんことになりそうだ…(paradise lostのルシファーとドゥン!!!!!のサタンだから) (2016年6月21日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - 我界戦士コウキさん» いいですねそれ! (2016年6月20日 17時) (レス) id: cb42e83a82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:我界戦士コウキ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年5月18日 7時

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