ゆんくんと一緒。 ページ30
点滴が終わった。
ユンギは言われた通りに針を抜いてガーゼで止血し、シールを貼った。
その間ずっとリルに痛くないか、大丈夫か声をかけ続けた。
ガチャッ
シロ「あっ、ちゃんと頑張れたねリルちゃん。」
シロクマ先生とPDが部屋に入ってきた。
SG「はぁ。居るんでしたら先生が付き添ったほうが良かったのでは?」
シロ「だってリルちゃんがユンギくんがいいって言うんだもん。」
シロ リル「ねぇ〜っ?」ニコニコ
SG「なんすか、それ。じゃあ俺は帰るんで。」
シロ「そうは問屋が卸さないよ〜」
SG「はい?」
やべぇ、めっちゃ低い声でたわ。
シロ「ユンギくんにお願いしたのはTHUBAKIさんの主治医として説明するのに適した人だと考えたからなんだ。」
真面目な顔をして、先生が話を始めた。
THUBAKIが双極性障害、パニック障害、軽度対人恐怖症、そしてDIDであること。
リル、哲学、J、とTHUBAKIの関係性。
PDと一緒にユンギも頷きながら静かに聞いていた。
SG「…PDはご存じだったんですか。」
PD「ああ。予想はついていた。THUBAKIさんの曲を聞いてね。同じ人間が作れるジャンルの域を越えている。弟から聞くまでは、皆さんのことは詳しく知らなかったよ。」
PD「リルちゃん、皆さんにもよろしくおねがいしますとお話してくれるかな?
」
リル「いいよ!シロクマパンさん♪」
PD「んっ?うん、ありがとう…シロクマパンかぁ…」
リル「それより、リル疲れた…おなかすいた!」
PD「そうだねっ気づかなくてごめんね。今日はホテルを、」
リル「ゆんくんと一緒がいい!」ウルッ
シロ「そうですね、落ち着くまで一人に出来ませんし。ユンギさんお願いします。それぞれの薬はTHUBAKIさんのバックに飲み方と一緒に入ってますので、飲み忘れだけ注意して下さいね。」
PD「という訳で、あとは任せた!ホテルに二人というわけにはいかん。宿舎に連れて行きなさい。車は駐車場に待機させるから、すぐにお連れしろ。」
クマ兄弟「じゃあ、よろしくね!」
ガチャン
リル「ゆんくん一緒だね。ということで、だっこ。」
SG「無理。」
リル「しょうがないな〜おんぶでいいよ☆」
SG「だから、」
リル「泣くよ?」
ゆんくんは、リルをおんぶして宿舎へ向かった。
煩くなるであろう、彼らのもとへ…
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本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 良かったっす!!!!!「何言ってんだこいつ」と思われるのを覚悟していたので嬉しいですwwwけ、けけけ結婚!!!?私で良ければ!!!!!まったりしとるんですねwいえいえこちらこそ!!いつもお話書いてくださりありがとうございます(´∀`) (2021年7月5日 20時) (レス) id: f760c82735 (このIDを非表示/違反報告)
kira rin(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» ナイス考察ありがとうございます!もう好きです結婚しません?(照)大事な会議のときは、まさにそんな感じですよ。人格たちがおしゃべりしているときは大きなテレビがある部屋でまったりしとります。僕自身の人格たちもそんな感じです。いつもありがとうございます! (2021年7月5日 4時) (レス) id: 0447791661 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 脳内会議のとき、どうしても「エヴァンゲリオン」の会議のシーンが浮かんできて、なんか……好きです(語彙力) (2021年7月4日 9時) (レス) id: 91d6dd1b15 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - こちらこそ! (2021年6月24日 22時) (レス) id: f760c82735 (このIDを非表示/違反報告)
kira rin(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» あたしも、そのにおい好きっす。ふう、取り乱してm(_ _)mあなた様の言葉があたしの糧になります。今、存在してくれてありがと! (2021年6月21日 9時) (レス) id: 0447791661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kira rin | 作成日時:2021年6月9日 6時