検索窓
今日:28 hit、昨日:2 hit、合計:53,076 hit

thorn ページ24

.





休憩を挟み行なった、2部の握手会。そこでも温かい言葉をファンの人達から頂いたのだが。





数分して私の前にやってきた女の子。制服を着ていたから高校生のようだった。





私の前まで来ると顔を顰め、手を出そうとしない彼女。不思議に思いながらも、ニコリと微笑むと、うざ。ポツリと彼女はそう言った。




『・・・あの、今日はありがとう』


「武者回ってないくせに、ぽっと出がジェネやってんじゃねえよ。」


『・・・』




すぐにスタッフさんに引き離された彼女は、会場を出ていった。
言葉が出てこなくて、何も言うことが出来なかった。



そっか。




私の事、よく思ってない人がいるのも知ってた。
ファンレターでそういった内容の手紙が届くこともあった。
でも、こうやって面と向かって言われると結構、・・・つらいなあ。




私なりに頑張ってるつもりだし、その分人よりも努力しないといけないって思ってる。でも、まだその頑張りが足りなかったんだ。






.





隼「A、大丈夫?」


『ん?なにがー?』





その日と握手会が終わり帰る準備も終え、楽屋を出ようとした時に、後ろから大きなカバンを持った隼が声をかけてきた。





隼「いや、隣でしょ、俺」


『うん?』


隼「聞こえてた、あれ」


『ああ〜』




ポリポリと頭を掻きながら言う隼。知ってるよ、照れ隠ししたり心配してくれる時にいつもする癖。





小さい頃から一緒にダンスしてきて、私が落ち込んでる時にすかさずやって来て心配してくれて励ましてくれたのはいつも隼だった。





『大丈夫!私の事好きな人ばかりじゃないの、わかってるから』


隼「うん、、俺もたまに来るよ、そういう手紙。やから、気にすんなよ」


『うん!ありがとね、』





.

>>→←>>



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
340人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於/小森隼 , NAOTO/三代目JSoulBrothers   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆうき(プロフ) - すごく面白いです。これからどうなるのか気になります。 (2020年9月13日 19時) (レス) id: 56d6dad4f6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めいこ | 作成日時:2018年8月9日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。