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龍友「俺、好きやなあ。Aちゃん」


『はい!?』


龍友「歌声が」


『ああ、笑』





ボイトレ前に突然そう言った数原くん。なんだ、そういう意味か、びっくりした。

勘違いしたやろ〜って笑ってる数原くんの横でちょっと呆れたように笑う片寄くん。




こんな光景がやっと当たり前になってきつつあった。
初めて彼に歌を聴いてもらった時は、それはそれは緊張した。




終わった後、難しい顔した数原君の顔がぱあっと明るくなって手を叩いて喜んでくれた時は凄く嬉しかった。横にいた片寄くんが、喜び方おもちゃの猿かよって言ってて思わず吹き出してしまったけど。





龍友「やっぱり三人で合わせると全然ちゃうな。早くファンの人にも聞いてもらいたいわ」


涼太「そうですね。絶対、みんな喜んでくれると思う」


『だといいけど・・・』


龍友「もっと自信もちいや!」


『いたっ!』




数原くんに背中を思い切り叩かれて、思わず背筋が伸びる。




涼太「うっわ、痛そう。笑
俺も前それやられた」


龍友「気合入るやろ」


『入った・・・ような気もしますけど』




ヒリヒリする背中を擦りつつスタジオに向かったのだった。



そして、数時間で無事ANIMALと帯同曲の音取りが無事に終了した。




初めてのレコーディング、不安しかなかったけれどなんとかなった。最近、なんとかなるもんだなと本当に思う。




HIROさんに言われた時は絶対無理って思ったけど、支えてくれるメンバーはもちろん、求めてくれるファンの人達。




幸せ者だ、私。好きなことを仕事にして生きていけるんだもん。これ以上に幸せなことってきっとないよ。





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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於/小森隼 , NAOTO/三代目JSoulBrothers   
作品ジャンル:恋愛
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ゆうき(プロフ) - すごく面白いです。これからどうなるのか気になります。 (2020年9月13日 19時) (レス) id: 56d6dad4f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めいこ | 作成日時:2018年8月9日 22時

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