11話 ページ11
「あぁ、そうか。
人間たちは鬼の存在は幻か、御伽噺くらいに思っているらしいな。」
顎に手を当て思い出したようにそう話す
そして、「だが」と話を続ける
「私はここに実在する。
鬼は幻でも御伽噺でもない」
そう言うと鋭い爪で自らの指を切り血を流す
「私が鬼を作り出した。
貴様もそうする」
極少量の血を私に見せつけてくる
「この血を飲め。お前は人間を喰わなくてもいい。
私がお前の技術を完全に受け継ぐとき痛みもなく殺してやる
それまでは食糧として私の血を与えよう」
血の出ていない手で私の顎を掴むと指から垂れる血を飲まそうとする
『(多分これ飲んだら駄目だわ)』
垂れそうになる血に私は必死に思考を巡らせる
『(やばいやばいやばい)』
指先から滲み出る血が滴になろうとしていた
443人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(=゚ω゚=)にゃあ - 面白いですね!更新がんばってください! (2020年3月5日 19時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
名無しの刃 - ならワイも下の人達に((何かこの作品って、見てるとキューピー3分クッキングの曲が脳内再生されるんだがワイだけ? (2019年12月30日 2時) (レス) id: f9e7ef5e02 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 下の人達と同じく見に来ますね! (2019年12月2日 4時) (レス) id: e61bdc57d7 (このIDを非表示/違反報告)
最新型のうさぎ - 下段の方に同じです、、毎日覗きに来ますわ、、 (2019年11月15日 18時) (レス) id: e04dff07ef (このIDを非表示/違反報告)
ですと* - 下の御二方に賛同 (2019年11月15日 6時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カセロット | 作成日時:2019年11月7日 19時