君は僕の天使 (ページ13)

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ryohei side

ｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ…

.

…今、何時だろ？

ふと、時計を見ると、深夜2時。

.

クイズの勉強をしてたら、
こんな時間になっちゃった…

.

明日…いや、もう今日か。

一日、休みだし、
もうちょっとやろうかな。

でもその前に…

熱が入りすぎて、喉乾いちゃった。

…よし、何か飲も。

あ〜あ、と伸びをして部屋を出る。

.

ｶﾁｬ…

静かな廊下に、ドアの閉まる音が響く。
さすがにみんな寝てるよな。

なるべく音を立てないように階段を降りて
リビングへ。

こんな夜中にコーヒーもどうかと
思ったけど、まあ、いいか。

キッチンでゴソゴソしていたら。

.

「……お淹れしましょうか？」

.

『わっ！！』

.

突然声をかけられて
驚いてデカい声を出してしまった。

「あ、すみません…、
さっきお部屋のドアが開く音がしたので…
どなたかがリビングにお越しかと思って…」

申し訳なさそうに、Aちゃんが言う。

.

いやいや、俺の方こそ。

でも、コーヒーは淹れてほしいな。

.

そう言うと、Aちゃんは
にっこり笑ってコーヒーを
淹れはじめた。