才女の悪趣味 【ハイキュー】

35話 ページ37

翌朝、合宿最終日


皆頼んだとおりに食堂に集まってくれた。


水城に頼んでおいた買収の件は慈悲で、親に頼ろうとした時に執行することにした。


今頃、水城が上坂ちゃんのお父さんを連れて来ているはずだ。


もうすぐだ。もうすぐSHOWが始まる


そんな時、丁度食堂の扉が開いた。


上「おはようございまーす！ってあれ？皆さんどうしたんですか？」


今から断罪されるとは全く思ってない様子で現れた上坂ちゃん


あ「はーい！主役のお出ましでーす！皆、拍手！！」


司会をやるかのような口調で上坂ちゃんの登場を皆の拍手で歓迎。


上坂ちゃんはえ？って顔してるけど、主役という言葉で誤解したようだ


上「えっ！？何か祝ってくれるんですか！？ありがとうございます！！」


食堂にいる一部が堪えきれずに笑う。


その様子にまたえ？って顔をする上坂ちゃん


あ「はいはい。上坂ちゃん、あなたの何を祝うって言うのさ！wこれから行うのは〜、上坂ちゃんの断罪式だよ☆」


及川風に言ったけど、自分でも最後の☆ムカつくわ((


てか、及川は喜んで、他メンバーは吹いてるしwww


上「断罪式……？私の何を断罪するっていうんですか！？」


あ「この期に及んでしらばっくれますか〜？ホントに心当たりなーい？」


最後の慈悲だよ。


これで上坂ちゃんが認めて謝罪したら、断罪式は中止する


上「なんのことですか！？むしろ、断罪されるべきはA先輩でしょ！？」


あ「そっか〜。はいはい、ではこちらにちゅうもーく！！」


私はスマホを操作し、スピーカーとプロジェクターで証拠を次々と写していく。


上坂ちゃんの表情がどんどん曇っていき、しまいにはやめて、と小さな声で繰り返す


あ「はい、終了！！どう？コレ見てもまだ否定する〜？」


上「ち、違う！こんなの合成よ！！私は被害者よ！！」


はぁ、まだ言うか


もう皆も呆れてるよ


あ「ねぇ、上坂ちゃん。きっとあなたの事が大好きなはずの青城メンバーは泣きついたら守ってくれるかもしれないよ？w」


私が笑顔でそう言うと、そうよ！と思い出したかのように青城メンバーの元に泣きついた。


ここからが見物よねw


上「徹先輩！！助けて！A先輩が嘘ばっかり言うんです！！」


そう及川の腕に抱きつく上坂ちゃん


及川なら助けてくれると信じてやまない表情w


及「離してよ」


期待の眼差しが一気に絶望へと変わった

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