傷心同士【ハイキュー】

24話 ページ24

その後は白鳥沢、音駒、烏野の順で試合をした。


白鳥沢と音駒に負け、フライングを2周した選手たち。


3セットの試合だから、途中で休憩したり、審判をしたりで練習試合は1周が限界だろう。


あ「そろそろ夕食作りに行ってきますね」


そう言って、練習を抜け、食堂に向かった。


今回は一番のりだ。


夜ご飯はカレー


牛丼が少し残っているから、これを軸にカレーを作る。


2人とも来てないけど、少し進めとこう。


じゃがいもと人参の皮を剥いて、切る。


量は相変わらず多いが、玉ねぎよりは楽だ。


じゃがいもを切り終わったところで、2人はきた。


み「あれ！？私遅れちゃった？」


みゆりは焦ったようにそう聞く。


あ「そんなことないよ！私が早く来ちゃっただけ！」


雀「ごめんね、もうジャガイモ切り終わっるし……あとは私とみゆりでやるから、Aはサラダ用のレタスちぎってくれる？」


あ「いえいえ、大丈夫ですよ！じゃあお言葉に甘えてレタスやっちゃいますね」


私たちはそれだけ話して、黙々と料理を進めた。


レタスをちぎるのはすぐに終わるから、お皿に盛り付けた。


全て終わったタイミングでカレーも出来た。


み「じゃあ今度は私が呼んできます！」


あ「ありがとう！」


雀「頼んだよ！」


みゆりははーいと返事をして、食堂を出て行った。


みゆりが戻って来た時、京治とみゆりは仲良さそうに話しながらきた。


それを見ないように、次々とカレーを選手に渡していく。


み「交代するよ？」


そう言うみゆりに


あ「大丈夫！みゆりは昼も遅くなったでしょ？だから、早く食べちゃいな？」


私はそう言って、みゆりにカレーとサラダを渡した。


その後20分くらいして、やっと全部が終わった。


あ「じゃあ私たちも食べましょっか」


雀「うん」


今度は黒先輩達に巻き込まれないようにしよ


あ、青葉城西のところ空いてる


あ「ここ、いいですか？」


及「もっちろん！及川さんの隣においで！」


及川さんと国見くんの隣が空いている。


……


あ「国見くん、隣失礼するね」


国「どうぞ」


私はまたもや及川さんを無視したのだった。

25話→←23話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す