爆心地のお気に入り【爆豪勝己】 (ページ3)

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1話ページ3

あ「あ、爆心地」

私、消屋Aは先日橋で出会った、プロヒーロー爆心地と知り合いになった

爆豪「よォ。またタバコ吸ってんのかよ」

ちなみに私は好きな物が何か聞かれたらタバコと即答できるくらいのタバコ好き

あ「まぁね。爆心地は仕事帰りー？」

爆豪「ああ。もう11時だぞ。おせぇし危ねーから帰んぞ」

あ「今日も送ってくれるんだ？ありがと！」

あの日

死にたいなぁなんて思いながらどうせ死ねないしと手すりに腰かけてタバコを吸っていた

そんな所に現れた爆心地は、何故かあれ以降私によく構ってくるようになった

どうやって私を見つけるのか甚だ疑問ではあったけど……

こうして彼と関わることで知ったのは、テレビで見る彼とのギャップである

いつもテレビでは敵と同等かそれ以上の顔で口悪い発言ばかりするのに、私と話す時は口悪くも落ち着いた話し方で、行動も紳士っぽい

何故なのかは分からないけど、きっとこれが元の彼の姿なんだろうなと思うと面白かった

人に興味のない自分が、久しぶりに興味をひかれた相手

いつの間にか知らない感情が私の中に出来ているのを感じた