5話 ページ7
あ「で?多分だけど、傑の話じゃない?」
レストランの個室で私たちは食事をした
楽しい話とか、あいつは呪術師やめた〜とか、色々
でも、今日の話の核心には触れずに食事は終わる
だから、私が聞いた
五条「……流石だね〜。なんも言ってないのに、傑のことだって分かるなんてさ」
悟は珍しくかけていたサングラスを取って、力なく笑う
あ「そりゃあ分かるさ。私だよ?悟のこと分からないわけないじゃん?」
五条「確かに……」
薄々気付いてはいた
けど、これは絶対そういう事だろう
私は席を立ち、悟の隣に座る
あ「……死んだ?」
五条「うん……」
悟は今にも泣きそうな顔をする
相変わらず……
あ「そっか……悟は私の前だとよく泣くね」
私はまた立ち上がって、悟の目の前に行く
そして、
あ「泣いていいよ」
私は悟の頭を自分に引き寄せて、抱き締めた
五条「傑は……呪詛師になった。Aが海外に行った後すぐに。ある村の人間を全員殺したんだ……そして、去年。百鬼夜行を企てて……その時、俺が……殺した」
ポツリポツリと傑の話をしだした
言葉を零す度に、悟は涙も零す
最強に唯一寄り添えていた親友
それが夏油傑
悟にとって、傑ほど自分の隣にいて安心できた奴はいないだろう
五条「僕はどうするべきだった……?薄々気付いてたんだ……傑がおかしい事に。なのに、なんも出来なかった。僕は……1人にはなりたくないよ」
肩を並べていた友との悲痛な別れ
あ「そんな時に傍にいられなくてごめん……悟は1人じゃないよ?私がいるじゃん。これからはいつでも頼ってよ。私に出来ることなら力になる」
悟の頭を撫でながら、私はそう話す
1人は嫌だよ、私だってそう
最強の隣にいれる人間なんて限られてる
だから私が悟の傍にいよう
私は抱き締めるのをやめて、悟と視線を合わせる
五条「A……ありがとう」
あ「どいたしまして」
私は悟のおでこに軽くキスをした
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空(プロフ) - re06さん» そこの描写は迷ってますけど、たぶん書かないです……イメージしてるのを言葉にできる気がしないので…… (2020年11月29日 8時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
re06(プロフ) - 子供は産まれますか、、、、? (2020年11月29日 0時) (レス) id: eaaa70de2b (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます!!伝わって良かった〜! (2020年11月26日 13時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - 絵めっちゃ上手いです!!!自信持って下さい!!!伝わりましたよ!!! (2020年11月26日 13時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - ましゅふわさん» 前作から読んでくださってるなんてすごく嬉しいです!!前作とはちょっと違う五条先生をよろしくお願いします!! (2020年11月23日 14時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空 | 作成日時:2020年11月22日 18時