一枚上手の好きな人【五条悟】

4話 ページ6

あ「で？悠仁はなんでそんな複雑な体になったわけ？」


飲み込んだのは知ってるけどその過程は知らない


どんな状況になったら両面宿儺の指を食べるんだよ


虎杖「え？んー、呪霊に襲われて、伏黒に呪力がどーだとか言われたから、なら取り込めばいいかなぁ、みたいな感じで飲み込んだ」


……


あ「ハハハッ！やばいねぇ悠仁！w気に入った！気に入ったよ！そのイカレ具合！やー、久しぶりに面白い話を聞いたわ」


笑いが止まらない


そりゃあ悟も彼の死刑を止めたくなるわなぁw


あ「よっし！悠仁！これからは私と特訓だ！少なくとも、悠仁には身を守る術くらいは完全に身につけてもらうから！覚悟してよ？」


虎杖「おう！」


いい返事！


あ「じゃあそーゆうわけで、じゃんじゃん食べて、午後も頑張るぞー！」


「「「おー！」」」


五条「気合いはいいんだけど、僕のお金……」


そんな呟きをよそに、私たちはここぞとばかりに高めのネタを注文した

･


あ「詰めが甘いよー」


虎杖「じゃあこれはっ！」


まだまだ！！


そう話しながら体術をやること既に数時間


あ「じゃあ休憩ね〜！悠仁凄いねぇ！呪力なしだったら普通にトップレベルだよ！てか、人間超えてる」


こりゃあ、両面宿儺の器になれちゃうわけだよね


びっくりびっくり


虎杖「マジで！？そっか〜、じゃあ呪力もコントロールできるようになればもっと強くなれるってこと？」


あ「うん！そゆこと！まぁ、だからといって体術を疎かにしちゃダメだよ？悠仁の場合は完全に近接戦だから、相手の懐に入ってからが勝負！体術はその土台。土台がなきゃいくら何を詰めあげても無意味なだけだから」


虎杖「おう！わかった！」


私と悠仁は夕方まで休憩を挟みながら体術をやった


呪力のコントロールは黒閃が打てるのなら問題ないはず


凄いよ悠仁は


あの集中力に吸収力


スポンジみたいに全てを学んで吸収してる


ずっと成長してるんだ


あ「じゃあ今日はここまで！お疲れ様〜」


虎杖「ありがとうございました！」


･


五条「A〜。夕飯一緒にどう？積もる話もあるでしょ」


悟は少し伏せ目がちに言った


何かあったのか？


あ「いいよ〜」


私はとりあえず了承した


なんかきっと嫌な話だ


私にとっても悟にとっても


ここ数年間は任務以外の話を聞かなかった


だから、今誰がどこで何してるかなんて知らない


悟がずっと1人で行動してる光景なんて、私からしたら数える程しかない


悟の隣でいっつも笑ってた彼がいない事の真意


きっと私に話してくれるんでしょ？

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