一枚上手の好きな人【五条悟】

9話 ページ11

あ「私は一旦家帰って、服着替えるよ〜」


悟にこのまま高専に行くのかと聞かれてそう返事をする


昨日の服は私服だったから、今日はちゃんと呪術師らしく制服着ないとね


五条「なら送ってく」


悟はそう言って、車の鍵を長い指でクルクルと回した


あ「じゃあ、お言葉に甘えますか」


そう言って笑うと、悟は私の手を引いて、部屋を出た


･

五条「今年の1年はどう？」


唐突にそう聞いてきた悟


んー


あ「優秀じゃない？恵はもちろん、悠仁も野薔薇も筋がいいし、特訓次第ですぐに1級に上がれるよ」


五条「だよね〜。僕さ、夢があるんだ。腐った上層部をぶっ壊したいんだ。そのために今の高専の子たちに指導してる。」


そう運転しながら語った悟


昔は全然そんなこと興味なかったのに


傑の件もあってのことか……？


あ「そっか〜……悟も成長したねぇ」


赤信号で止まったのをいいことに悟の頭を撫でる


五条「子供扱いしないでくんない？？」


あ「ハイハイ……私はちゃーんと隣でその夢を応援するよ」


そう満面の笑みで言うと


五条「お願いだから、Aだけは離れないでね」


真面目な顔でそう言われた


･

あ「じゃあ着替えてくるから。先行っててもいいよ？」


五条「待っとくに決まってんじゃん。はい、行った行った」


悟は赤破家の門前に堂々と車を止めて、そう言った


うわ、目立つなぁ


絶対、私の結婚相手が五条悟か？？みたいな流れになるやつぅ


まぁ、いいや


私は静かに部屋に戻って、ササッと着替えて、バレないように家を出る


あ「悟、お待たせ〜」


五条「早かったね。じゃあ高専行きますか」


あ「レッツゴー！」


その言葉と共に車が発信した

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