七十四滴目 ページ32
月詠「・・・不器用」
中原「あ゙ぁ゙ん゙!!?んなの当然だろ!?ふつうは帰る前に医療室寄るからなぁ!!」
月詠「・・・怒らないで!!私には普通じゃないの!!」
(っ!!・・・そっか。俺らには普通のことでも、こいつには普通じゃないんだよな…)
中原「なぁ…吸血鬼なら、血吸わなくても大丈夫なのかよ・・・タヒんだり、しねぇのか?」
その言葉を聞いた瞬間、ぷりぷり怒っていた火憐は一瞬で真顔になった。
まるで、感情のこもっていない人形のように。
だが、違う。
あの目は、
【呆れ】だ___。
月詠「それは心外だなぁ。私達は別に毎日血を飲まなくてもいいし、私達からしたら血はただの大好物。そして、自分の力が一時的にだが、飛躍的に高まる効果がついているというだけ。それに…
私達は本来、不老不死なんだぞ?」
最後の言葉は、口元に人差し指を持っていって妖艶に微笑んだが。
きっと、何回も聞かれたことなのだろう。
(悪いこと、しちまったな)
中原「てことは、今ここでお前が俺の血を飲んだらすぐ回復できるってことか?」
月詠「確かに、そうだな。だが・・・私は、お前の血は飲まないぞ。絶対に…」
すぐにその表情は、変わりすぐに真剣なものへと変わった。
中原「何でだ?すぐに、回復できた方がいいんじゃないのか?」
月詠「・・・お前も、吸血鬼になってみればわかるさ。大切な人ほど、その人の血など飲みたくはないのだよ…」
俺には、その言葉の意味がよく理解できなかったがあの時の俺は、
火憐の大切な人の中に俺がいるということが嬉しく、舞い上がってた。
-
-
その大切な人のなかには、火憐の忘れられない人が…
俺など到底追い越せない人が居ることも知らずに___
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なみみ(プロフ) - 黒猫(...・з・..)//さん» この作品を読んでくださり、ありがとうございます。面白いと思って貰えてとても嬉しいです!!!!!(;Д;)武装探偵社の方達は、私も出したいとは思っているのですが今のところわかりません。ですが、福沢社長と太宰さんは確実にです予定です! (2017年11月5日 0時) (レス) id: fa950d0707 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(...・з・..)// - この、作品凄く面白いです!!頑張って下さい!!!!!!! 武装探偵社の人達はこの、作品に出ますか?? (2017年11月5日 0時) (レス) id: b52d01d0ee (このIDを非表示/違反報告)
なみみ(プロフ) - この作品を読んでくださり、ありがとうございます。それと、誤字の報告もありがとうございます。一応、自分のわかる範囲では直してみました。もし、他のもあるようならまたコメントをしてくださると嬉しいです。これからも、よろしくお願いします! (2017年10月15日 23時) (レス) id: fa950d0707 (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリーマカロン(プロフ) - 作品は面白いです。続き楽しみにしてます (2017年10月15日 23時) (レス) id: 8b08d90c63 (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリーマカロン(プロフ) - 誤字酷いですよ (2017年10月15日 23時) (レス) id: 8b08d90c63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RIN5hime | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/koyuduki271/
作成日時:2017年10月14日 23時