老いない美女幹部【中原中也】season２

五十七滴目ー高華ｓｉｄｅー ページ13

高華「いえ、同行させてください」

月詠「そぅ？・・・わかった。じゃあ、戻ってくれますか?」

高華「は、はい！」


そして、私は友達の隣へ行った。


友達「大丈夫？」

高華「うん」

友達「でも酷いよね。あの言葉は脅迫とほぼ一緒じゃん」


確かに、今迄の上司は全員脅迫するような言い方だった。




が、この人は違う。

あれは、心から本当に行かなくてもいいと思っていた感じだった。

そう、感じたんだ。

だから、友達に“違うよ”と云おうとしたとき、月詠幹部が話し出した。


月詠「作戦はまず、私が組織のアジトに入ります。皆さんは、敵にばれないように物陰にでも隠れててください。」

天野「え!?」


天野先輩が大きな声で驚いた。

私も、びっくりしている。


(あれ、この部署の名簿を見たんだったらあの文字を見たんだよね？)


月詠「え、何か…間違ってましたか？」

天野「あの、特攻隊使わないのですか?」









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月詠「・・・特攻隊って何ですか？」




(あぁ、やっぱり。この人は、ついて行ってもいい人なんだ…)




そう、思えたんだ。









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