女だからと言わせない。〜新･信長公記〜

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みやび「これも秀吉が得意としたもの！」

『そんな仲良かったっけ？』

みやび「あ、え！違うんです！！」

『…ん？』





徳川くんに将棋をちまちま教えて貰っている間に、勝負は着いていたようで。


『頭いいんだな。秀吉…。』

徳川「ふっ。」

鼻で笑われた…なんで…


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井伊「おい、サル。お前みたいな卑怯なやつ初めて見たよ。」

御手洗から帰ってくる時に聞こえてしまった。

卑怯、か。井伊は言えない立場だけどな。

秀吉「戦はな、腕力だけとちゃう。"ここ""ここ"」


何度か見た光景。

井伊「チッ、卑怯な猿が。」

だから、井伊は言えない立場やって

秀吉「卑怯で結構。」

その言葉に秘められたものは、秀吉にしか分からない記憶があるんだろうと思わせるほどの、秀吉らしくない言い方だった。


『黒田、なんか企んでるやろ』

黒田「…なにが？」

ニヤニヤした黒田が立っていた。

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日を1日跨いだ。

魔村「公認旗印が出ました。旗印提出は、特進クラスの加藤清正くん。」

『え、？』

魔村「加藤くんが出した旗印はこちらです。」

『3時間以内に、豊臣秀吉を喧嘩でたお、す』

清正くんが急に…？

まさか、黒田！

黒田「…なんだい？」

またあの顔、吉と出るか凶と出るか。

魔村「なお、同じ旗印がでました。合計56本」

秀吉「ごじゅうろく…」

徳川「たったの56本でゴミ共はここまで騒ぐか。」

『徳川、くん…』


1番興味のある戦だ。

前で見よう、って思ったら井伊にめちゃくちゃ怒られた


井伊「女のくせに1番前座ってんじゃねえよ」

『…そうですか。はいはい。』

私はこう言ったものの、怒りが収まらなかったので顔面1発殴ることにした。

井伊は飛んでいった


上杉「ちょ！Aちゃん！」
榊原「A！」

周りがもう1発殴ろうとする私を止めた。

『女だからって舐めてんじゃねぇぞ、そのうち痛い目合わせてやるよバーカ！笑』

本多「お前殴ったんだぞ？もう痛い目合ってる！」

変なツッコミ入れられた

井伊「お前調子乗りやがって！！」

井伊は私の胸ぐらを掴んだ

『あ？？何？』

井伊の股間を蹴りあげると周りの男子が叫ぶ

明智「A…そこは…痛い。」

酒井「痛すぎる…見てらんないよ…」

みやび「詳細は分かりませんが、痛そうですね…」

『ふん。』


そんなこんなで戦いはもう始まってしまっていた

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