女だからと言わせない。〜新･信長公記〜

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そういう2人だって！と言おうとしたけど、2人のボウルの中には殻は一切入ってなかった。


『なんで！？』

絶望に叩きつけられた。

竹中「一つ一つ取っていけばいつかは綺麗になる。手伝うから。」

好感度200パーセント…

『…うん！ありがとう！』




『やっと取れた…』
竹中「これからが本番だ。頑張ろう。」

250パーセント。好感度ゲージが破裂しちゃうよ！！

重治くん、利家、元就が手伝ってくれて、やっと完成した。


綺麗、とはお世辞では言えないほど汚いけど。

『うぅ…焦げまくってるし…。汚いし…。』

前田「泣くな泣くな！」

『料理も出来ないような女が彼氏欲しいとか言ってんじゃねえよ…。って言った？』

前田「言ってないわ。ほらもう、泣くなって！味が大切だろ？」


毛利「うむ。見た目より中身。」
竹中「切るぞ。｣

『うん…』

全員が一斉に口に入れた。

無言の時間。やっぱり美味しくなかったんだ…

「「「美味っ！！！」」」

『…え』

前田「めちゃくちゃうめぇ！味付けの天才かよ！」

毛利「店に出せる美味さ…。」

竹中「なんだ、料理できるじゃねえか。」

利家に背中をバンバンと叩かれて、すごく褒められた。

それが嬉しくて涙がでてきた

前田「え、？なんで！？」



明智「…何泣かせてるの？」

『光秀！違う！』

明智「Aの料理食べれたのに泣かすってどういうこと？僕からしたら羨ましくてしょうがないんだけど。僕の気持ちわかってくれる？分かってくれないか〜だってそうだよね。泣かせてるんだもんね」

『光秀…落ち着け…！！』

早口で迫るのやめてほしい…。


秀吉「でたで、過保護幼なじみ。」

みやび「過保護幼なじみ…？」

秀吉「そう。俺がAちゃんにむやみやたらに手出されへん理由でもある。Aちゃんに嫌な思いさせたらあいつが飛んでくる…。」

みやび「明智くんに愛されてるんですね！」

秀吉「愛され？、うーん。まあせやな。愛されてるな！」



『ほら、光秀も食べる？見た目はあれだけ、ど』

光秀は待ってましたと言わんばかりに私の卵焼きを口に入れた。

光秀「…！うん、美味しい…！｣

『そっか、よかった。』


変貌ぶりが怖い。

光秀「じゃあね！」

すぐ自分の班に戻って行った。何あの人

前田「愛されてんねぇ…」
『…依存の方が正しいかもな。』

元就「それを言うなら、共依存な。」

『…たしかに…。あいつ目当てでこの学校きたし、そうかもな』
竹中「ふーん。」

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