女だからと言わせない。〜新･信長公記〜

5 ページ5

徳川くんが来たことにより不穏な空気が流れる。

やめてほしいなぁ。


そんなことを考えながらぼーっとしてたら徳川くんが目の前にいた。

『…どうかした？』
徳川「名前は。」

『甲斐A…』
徳川「そ、そうか。」
『どうしたの？』

徳川「…俺の愛車があるんだが、見ていくか？」
『え？あ、うん。せっかくだから見てみようかな。』

なにこれ…なんで私2人でバイク見てるの？


てか高校生バイク乗ったらダメでしょ！！？

すっごい動揺してるよ？今までにない動揺だよ！？

ドキドキしてるよ？！

『すっごいね〜。黒くておっきくて、かっこいい』
徳川「そ、そうだろ。」
『うん、徳川くんにそっくりだね』

徳川「え、？かっこいい…」

動揺を隠すためにまじまじとバイクを見てるふりをしていたら、足元の石に気づかず躓いてしまった


『あっ、』

徳川くんが支えてくれて何とかコケることはなくて良かったんだけど！！！

今ハグ状態なのよ！！！？？

『あ、ありがとう。』
徳川「…大丈夫か？」

『へへ、うん。』

てかなんで徳川くんこんな心臓早いの？？
ボルトくらい早いよ！！？
私、動揺しすぎて何十年前のすごい人例えとして出しちゃったよ！？

相手おじさんだよ！？同級生なんだけど


『ありがとう徳川くん。おかげで転けずにすんだ！』

徳川「…おう。」


私の高校生活どうなるの…？

_______________

無事に教室に帰ってこれた。もうクタクタだよ。


前田「…大丈夫だったか…？」

『うん…でも怖かった…』

黒田「クラスみんな心配してたぞ。」

『ありがたいな…』

みやび「次、移動教室だから行こう！」

『あ！うん！』


家庭科室につくなり、みんな班員を決めていた


前田「A、一緒にやろう！」
毛利「うむ。」
竹中「…」


『いいの？竹中くん』
竹中「…ああ、それと重治でいい。」

『ありがとう、重治くん』

今日は卵焼きを作るとの事で。

『…何からすればいいのかさっぱり。』

竹中「まず、卵割れば？」
クールだけど優しい。好感度100パーセント！

『そうだね！うん！』

コンコンと卵を叩きつける。

パカッと卵を割ると、力加減を間違えて殻が8割入ってしまった。

『あ゛』

前田「…なんでそうなるんだよ」
毛利「一種の才能だな。」

6→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す