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昔のお話9 ページ9
はぁはぁという荒い呼吸音楽自分だのものだと気づくのに暫く時間がかかった。
辺りを見渡せば、事切れた頭と幹部共が転がっていた。子供達は生きていて私の方を見ている。その目はどれも恐怖に染まっていた。
それを見て自分がやったと気づくのはすぐだった。
『リ、リリー...』
彼女の元へ震える足を運んだ。もう涙は出ない。
『エリゲロン...?』
彼女の手には能力で出したであろう小さな白い花が握られていた。
『なんで...なんで!私を置いて行っちゃうの...こんなんじゃなくてもっと近くで、隣にいて欲しかった!隣で笑い続けて欲しかった!』
小さな白い花エリゲロン
その花言葉は『遠くから見守ります』
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