検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:2,874 hit

昔のお話9 ページ9

はぁはぁという荒い呼吸音楽自分だのものだと気づくのに暫く時間がかかった。
辺りを見渡せば、事切れた頭と幹部共が転がっていた。子供達は生きていて私の方を見ている。その目はどれも恐怖に染まっていた。
それを見て自分がやったと気づくのはすぐだった。


『リ、リリー...』


彼女の元へ震える足を運んだ。もう涙は出ない。


『エリゲロン...?』


彼女の手には能力で出したであろう小さな白い花が握られていた。


『なんで...なんで!私を置いて行っちゃうの...こんなんじゃなくてもっと近くで、隣にいて欲しかった!隣で笑い続けて欲しかった!』


小さな白い花エリゲロン
その花言葉は『遠くから見守ります』

昔のお話10→←昔のお話8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:募集企画 , 派生作品 , 朱の檻の番犬と獲物達 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆとみも。 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月22日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。