捉える眼 ページ4
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しばらく廊下のようなところを歩き
連れてこられたのはダイニングのようなところだった。
キッチンがあり、ダイニングテーブルが置いてある。
少し離れた所に団欒できるスペースがあった。
『どうぞ座ってください』
この状況を楽しんでいるようで、言葉は弾んでいる。
｢失礼します｣
近くにあった1人がけのソファに腰を下ろした。
『何飲みますか? 何でもありますよ！』
薔薇を撒き散らし、叫ぶように話す彼。
｢......水で大丈夫です｣
無難な水を頼むと、
『紅茶じゃなくていいんですね』
まるで、私の全てを知っているように彼は言った。
｢...紅茶は、、宗のが飲みたくて...｣
本当のことだけれど、恥ずかしさが勝ってしまって
体温が上がったような気がする。
『ですって、宗！』
そう叫んだ彼の言葉に固まった。
宗...？
『......』
部屋の入口に視線を向けると、無言で宗が立っていた。
気まずい、非常に気まずい。
半ば逃げるように出ていったのに
また会ってしまうなんて......
全ては自業自得なのに、勝手に傷ついただけなのに。
交じり合う視線から目を逸らす
逸らしても尚、追いかけてくる瞳に耐えきれず
また彼のバヂターブルーの眼を捉えた
『さぁさぁ! 宗も座って一緒にお茶しましょう!』
そう、日々樹さんに言われ
溜息をつきながら 彼はソファに座った。
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蒼也souya(プロフ) - ふわなさん» 感想ありがとうございます。本当に更新してなくてすいません。褒めていただけて嬉しいです！精進していきます…！ (4月5日 18時) (
レス) id: 2dcf8a9402 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - コメント失礼します！言葉選びや表現の仕方が綺麗ですごく素敵です！作者様の無理のない頻度での更新お待ちしてます。 (12月13日 20時) (レス) id: 58ec19c369 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也souya(プロフ) - 浪越柊羽さん» 感想ありがとうございます！嬉しいです。優しいお言葉に小躍りしてしまいました。頑張りたいと思います！ (8月27日 6時) (レス) id: 2dcf8a9402 (このIDを非表示/違反報告)
浪越柊羽(プロフ) - 今まで数多くの作品を読んできた中で、この作品が一番のお気に入りです！時間も忘れて何度も読み返してしまいます、、！更新が楽しみです、気長に待っていますね…！ (8月21日 18時) (レス) id: f394f39020 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也souya(プロフ) - 星さん» ご感想ありがとうございます！嬉しいです！本当に更新遅くてすいません。本当に申し訳ないです。待っていただけることが何よりもありがたいです！頑張ります！ (2023年3月13日 0時) (レス) id: 34086f5d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼也(souya) | 作成日時：2021年9月30日 0時
