28.拉致�� ページ28
フィデスが向かったのはスネイプの元だった―
「？…何事かねフィデス」
走ってくるフィデスに気付くスネイプ
「その怪我はどうした、クロウは…」
フィデスの焼け爛れた様な半身と
一緒にいる筈のクロウがいない事に気付くスネイプ
ﾎﾞﾄｯ
すると、フィデスが口から何かを吐き出した
バジリスクの黄色い眼である
「⁉︎これは…」
まさかと思い、スネイプはフィデスの記憶を見る
そして、顔を顰める
―生徒は直ちに寮へ戻りなさい
先生方は至急二階の廊下にお集まり下さい―
その時、マグゴナガルの拡声放送が響く
ﾊﾞｻｯ
「フィデス、来い」
スネイプはフィデスを連れ、二階廊下へと急ぐ―
二階廊下―
ｿﾞﾛｿﾞﾛ
「ご覧の通りです。
スリザリンの継承者がまた伝言を書き残しました」
集まってきた教員達にマグゴナガルが伝える
そして、視線の先の壁には
―彼女の白骨は永遠に“秘密の部屋”に横たわるであろう―
と書かれていた
「恐れ入った事態です。生徒がまた怪物に攫われました…」
その言葉に教員達の顔が強張る
ﾀｯ
「うとうとしてまして…それで何の用ですか？」
遅れてロックハートがやって来た
「ジニー・ウィーズリーとクロウ・ロヤリテート
2人の女子生徒が怪物に連れ去られました。
貴方の出番ですぞ」
その質問に答えたのはスネイプだった
そして、フィデスを教員の前へと出す
「まぁ…なんてことなの…」
マダム・ポンフリーとスプラウトは顔を青ざめる
フィデスの体と口に咥えた眼を見て他の教員も騒ぐ
「わ、私ので、出番？」
ロックハートは見るからに動揺する
「昨夜仰いましたな？
秘密の部屋への入口はとうに知っている、と」
スネイプがそう言うと、ロックハートに教員の目線が集まる
「…」
「では、決まりですね。
怪物は貴方にお任せしましょう、ギルデロイ
伝説的な貴方のお力にね」
何も発しないロックハートにマグゴナガルはそう言い放つ
「…宜しい。では、部屋に戻って、支度します」
そう言い、ロックハートはその場を立ち去る
そして、他の教員達もその場を去っていく―
そして、その一部始終を見ていた2人―
「ジニー…」
「クロウ…」
2人は壁の文字を読み、固まってしまう
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kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
