20.クリスマス休暇 夢主side ページ20
クリスマス休暇で帰省する生徒達は
ホグワーツ特急へと乗り込む―
窓の外を眺め、何かを考え込んでいるクロウ
同じコーパメントにはパンジー、アミー、ルーナがいる
ﾍﾟﾗｯ
ルーナはクロウの隣に座り、
自分の世界に浸りながら本を読んでいる
「クロウ、何か考え事？」
そう聞くアミーにパンジーは顔を覆い隠す
『ドラコ、元気かなぁって』
眉を下げ、悲しそうに答えるクロウ
あの日、拒まれてしまってから
すれ違ったりはするものの、会話は一切していないのだ
「ドラコもドラコなんだから
クロウがそこまで悲しむ必要無いのよ？」
『私も悪いのよ、だけど謝るタイミングが分かんなくて…』
パンジーはそう言うがクロウは首を横に振る
「まぁ、時間が解決してくれる時もあるよ！」
『ふふっそうね、アミー
その時が来たらちゃんと謝るわ』
にこにこと笑うアミーにクロウも微笑む
「あ、もうすぐ着くわね
それじゃあ、無理しちゃダメよ？クロウ」
「またね、クロウ！」
『うん、じゃあね』
アミーとパンジーはそう言い、コーパメントから出て行く―
クロウと別れた後―
「ねぇ、パンジー」
「ん？」
アミーがパンジーに問い掛ける
「クロウってドラコのこと好きなの？」
アミーのその言葉にパンジーは苦笑する
パンジーは以前、本人に聞いたことがあった
その時、言われたのが
―『ドラコ？えぇ、好きよ
勿論、パンジーとアミー
セオドールも好きだわ』―
「あー…好きだとは思うわ、友人としてね」
あの感じだとクロウは相当鈍感よ、とパンジー
「そっかーじゃあ、ドラコは？」
アミーはパンジーとクロウと違ってドラコとは少し距離がある
彼の純血主義思想が故の距離だが、
お互いにクロウがいる前では関わることも多い
だが、個人的に関わる事はほとんど無いからだ
「ドラコねぇ…どうなのかしらね…」
ドラコも結構鈍感な所があるから…とパンジー
「お互いにまだ好きって気付いて無いだけかもね」
「えぇ、そうね」
アミーの言葉に見守ってあげましょう、とパンジーは言う
一方、2人は―
「ねぇクロウ」
『どうしたの？』
少し言いにくそうにルーナが口を開く
「最近、ジニーが何か思い詰めてるんだ…
顔色も悪いし、変な日記に取り憑かれてるみたい」
ジニーは彼女の友人で
グリフィンドール生であり、ロンの妹だ
『いつから？』
「ハロウィン過ぎ位からぼーっとしてる事が多いかも」
『それは変ね…』
ルーナの言葉にクロウは何が繋がっていく気がした―
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kurou(プロフ) - みのさん» コメントありがとうございます。私の認識として未婚女性や小さい女の子はMissで、既婚女性はMs認識だったのでそうさせて頂いております。読み難かったり、キャラ設定的に可笑しければご指摘下さい…御了承していただけたら嬉しいです🙇🏻♂️ (2022年1月8日 15時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
みの - Miss じゃなくて Ms ですよ (2022年1月8日 14時) (レス) @page3 id: 3fa2f8469e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月12日 19時
