10.オリバンダーの店 ページ10
クロウは11歳になり、7月中旬に
ホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証と必要学品一覧が届いた
今日はその買い物の為にダイアゴン横丁に来ている
ｶﾞﾔｶﾞﾔ
「クロウ、私達は教科書を買ってくるから先に
オリバンダーの店へ行っててくれる？」
『はい、お母様』
両親と別れ、教えてもらった店へと入る
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
扉のベルが鳴り響き、奥から年配の男性が出てくる
「いつ会えるのかと楽しみにしておりましたよ、ロヤリテートさん」
『初めまして、オリバンダーさん』
クロウは笑顔で挨拶を交わす
「あなたの両親がここで杖を買って行ったのが
つい昨日のことのようじゃ」
懐かしむ様にクロウを見ると奥へと入っていき
所狭しと並ぶ沢山の箱から一箱を持ってくる
ｽｯ
「これはどうかな？」
オリバンダーが箱から杖を出し、降ってみなさい、と差し出す
クロウがその杖を受け取ろうとしたその瞬間
ﾋﾟｼｬｰﾝ‼︎
店内に雷鳴が鳴り響き、店内の奥で一つの箱が落ちたのだ
『…大丈夫ですか？』
最初に持ってきた杖を置き、
急いでその箱を取りに行くオリバンダーを心配するクロウ
ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ
「なんと…これは…」
その箱は長年放置されていたのか埃をかぶっていて
オリバンダーは咳き込んでいた
ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ
「生きているうちにこの杖の持ち主を見れるとは…幸運かな」
オリバンダーは箱の埃を叩きながらこちらへ来る
ｽｯ…
「ほら、振ってみなさい」
『はい』
差し出された杖を手に取った瞬間、
店内は眩しい光に包まれ、暖かい風が吹いた
『えっと…』
突然の事に困惑するクロウ
「やはり…
この杖はサンダーバードの尾羽を芯材として使ってるんじゃ
超常現象的な危険が起こった時、
先制攻撃の呪いを発射することで知られている
そして、セコイアは
正しい選択をして窮地を脱せられる者に引き寄せられる
故に、幸運をもたらすという評判がある
この芯材を使ってわしが作った杖はこの杖のみじゃ
この杖に持ち主として選ばれたのは君、と言う事じゃな」
オリバンダーは凄く納得したような表情をしていた
『ありがとうございます』
クロウは杖がしっくりと来て
なんだかとても誇らしく感じたのだった
杖代を支払い、店を後にするクロウ
「早かったね、クロウ」
『ふふっ面白いことがあったの』
丁度、クロノスが迎えに来ようとしてたのか店の前にいた
「それじゃあ、家に帰ってゆっくり聞こう」
『はい！お父様』
クロウは父と共に母の元へと歩いてゆく
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kurou(プロフ) - 飴雨さん» いえ、こちらこそありがとうございます🙇🏻♂️そのお言葉を励みにがんばります🙏 (2022年3月23日 10時) (
レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
飴雨(プロフ) - kurouさん» そうだったんですか！謎が解けてスッキリしました！😁この作品凄く好きなので更新楽しみにしてますね！👍 (2022年3月22日 21時) (レス) id: 0e72c87bbe (このIDを非表示/違反報告)
kurou(プロフ) - 飴雨さん» お褒めの御言葉光栄です🙏敬称についてなのですが、私の中で未婚女性や少女はMiss.〇〇認識でして、そうさせていただいていました。お気に召されなかった様でしたら申し訳ありません… (2022年3月21日 7時) (レス) id: 9eb87bac7a (このIDを非表示/違反報告)
飴雨(プロフ) - すごく文が分かりやすくて面白かったです！少し気になったんですけど女性の敬称は〔miss.〇〇〕ではなくMs.〇〇だと思います！😯 (2022年3月21日 0時) (レス) @page22 id: 0e72c87bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2021年12月4日 15時
