噂(少し内容を変更しました) ページ10
『疲れているからなこれ以上動きたくないからな』
適当な事を言ってさっさと飲み物を買って戻ろう
そう思ったのに
｢あっレモン煮オレ美味しいんだよね〜これ｣ﾎﾟﾁ
『…勝手にボタン押さないでくれてか自分で買えよ』
私がお金入れたのに
こいつ自分の買いやがった！？
｢いや俺もうこれ飲んだから鬱島さん飲んでみなよ｣
なんなんだよコイツ
『まぁ買ったし…じゃあな早く部屋戻れよ』
まぁいいけどレモンか嫌いじゃないけど…
そんなことを考えながら部屋に戻ろうとしたのに
｢ちょと待って｣
赤羽が急に腕を掴んできた
『何か他にまだ用事でも？』
｢前からききたかったんだけどさぁ｣
はぁめんどい
｢中間テストあんた学年で2位だっただろ｣
｢クラスで暗殺を積極的にやってる訳でもないし｣
｢かと言ってこのクラスに思い入れがある訳でもない｣
｢もしかしてA組いた時のあの噂本当だったの〜｣
噂？
何か噂されるような事したか？
このクラスに残って居るのは
グルッペンの指示
それもあるが
渚視点
｢……ねぇ杉野君｣
｢ん？なんだ渚｣
｢鬱島さんのあの噂本当なのかな｣
鬱島さんにはある噂があるそれは
｢信じられないよな〜成績も何時も学年2位だし一年生の時から生徒会に入ってるぐらい真面目だしなちょと無表情で怖いけど｣
｢前田くん｣
｢三年の初めに同級生半殺 しにしてしばらく停学食らってたなんて信じられないよな｣
｢なんか最初は鬱島さんが文句つけられてた見たいだけどなんか途中で鬱島が切れて喧嘩になったらしいけど｣
｢噂程度で実際に見た奴なんてほとんど居ないしな｣
｢表立って出てないのは高身長の金髪の男と黒髪の男が校長に口止めに来てたとか｣
「いやさすがにそれはデマだろ笑」
｢だよな笑笑｣
｢何時も大人しい鬱島さんが怒る程の事って…｣
｢噂では鬱島が何時も付けてる髪留め少しヒビが入ってるだろ…あれが原因なんだとか｣
｢さすがにそれはないだろ｣
｢だよな｣
ずっと気になっている事だった
鬱島さんは同級生にも後輩にも人気な人だった
いつも無表情でも優しくって真面目で
文武両道な人
だからE組に落ちたと聞いた時は本当にびっくりした
鬱島さんの噂が本当かどうかは本人達しか分からないけど…
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作者名：モチ作 | 作者ホームページ：http://AA96
作成日時：2021年4月3日 21時
