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剣城side








神童「剣城、天馬聞いてくれ。俺たち三体の化身であいつの化身を抑え込む…」



松風「そうか!3体同時なら行けるかもしれませんね!」



剣城「突破口はそれしかないな…」







0-2から試合が再開する。

が…すぐに白竜が化身を出し、ボールを奪われてしまう。






剣城「でりぁぁ!!剣聖ランスロット!!」



松風「魔神ペガサス!!」



神童「奏者マエストロ!!!」



白竜「なに!」



松風「よし!おさえこんだぞ!」



白竜「…フッ…そう思うか?」







「「おおぉぉおお!!」」


3体同時の化身で白竜の化身を押さえ込んだが
その後ろから他の4人の選手が化身を出して
5対3になってしまった…




ふとAの方に目をやると、
俺たちを見下すように微笑んでいた。





この試合負ける訳には行かない…!!




サッカーを守るためにも、お前を助けるためにも。






貴『剣城…居るんでしょ…隠れてないで出てきたら?』






まだ俺がこの島にいた頃
お前がボールを持って1人で森の方へ歩いていくのを見かけて
俺はその後をつけた。


崖の方までつくとAは1人でリフティングを始めた。


相変わらず綺麗なフォームで

とにかく上手い。



思わず見入ってしまっていると、こちらに気づいたAに声をかけられ
俺は崖に座ったAの隣に腰をかけた。





Aの腕に抱えられたボールは
かなりボロボロな状態だった。




貴『このボールは…私の唯一の宝物。こんなボロボロでも大切なんだ』


貴『剣城はさ…お兄さんの足を治すためにここに来たんだっけ』


剣城『あぁ』


貴『そう…大切なんだね、お兄さんのこと』


剣城『そうだな。…あのさ、お前はなんでフィフスセクターに?』


貴『……』


剣城『悪い』


貴『……私のことは知らなくていいよ…知る必要なんてない。
私は最低で最悪の悪魔……目的のためなら大切なものだってなんだって切り捨てられる


…残酷なの、私って』





俺は忘れない、
あの時のお前の顔を…。

このゴッドエデンに戻ってきて、お前の話を円堂監督から聞いた時俺は確信した。

お前の言う“大切なもの”ってのは…
きっと円堂監督達のことなんだろうな




本当は円堂監督たちとサッカーしたいんだろう…


俺はもうお前が辛そうな顔をしているを見たくない。





だから
俺はこの試合に勝って…お前の本当のサッカーを取り戻す!!

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ナギ(プロフ) - まだ8話までしか見てないのですが、7話の影山輝の『ひかる』の漢字が違いますよ。 (3月10日 23時) (レス) @page8 id: e35ef3ea0a (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 猫まるさん» はい。更新お待ちしてます。 (2021年1月18日 21時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 遊星さん» コメントありがとうございます!嬉しい限りです(泣)更新頑張らせていただきます!!! (2021年1月18日 21時) (レス) id: 56e38d8f87 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年1月18日 14時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫まる | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年12月13日 21時

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