【イナGO】魅惑の少女【究極の絆グリフォン】

23 ページ24

松風side
・







みんなでカレーを食べたあとも…凛は寝床から1人抜けて森の方へと歩いていった。


俺は居てもたってもいられなくて、
こっそり凛の後をついて行く。




星空「だれだ！？」



松風「！！！」





気づかれた！
って思って声かけようとすると



何故か円堂監督が俺とは逆の木の影から出てきた。





星空「なんだ、円堂監督かぁ…ビックリさせないでくださいよ笑」



円堂「あぁ悪いな驚かせて！…眠れないのか？」



星空「ん、…まぁ。」



円堂「どうだ、星空。サッカー、しないか？」



星空「こんな夜遅くにサッカーですか？…でも、いいですよ！お願いします！」






凛と円堂監督がサッカーをしている。


なんだが、凛…大好きなサッカーをしてるはずなのに苦しそう…


大丈夫かな…




あれ？凛ってあんなに動けてたっけ…




凛の動きはなんだかいつもと全然違かった。

いつもならバランス崩していた体勢でも
余裕で立て直して動いてる。

あんなにサッカー…出来たっけ…凛…。







円堂「お前は焦っている」



星空「そんなことないです、よ！」



円堂「焦る必要なんてない。お前はお前のやりたいようにサッカーすればいい、それだけだ」



星空「だから、焦ってませんって！僕はただ天馬たちの力になりたいだけですよ」



円堂「俺たちは知ってるぞ、なんせ昔からお前のことを見てきたからな」







円堂監督の言葉で凛が動きを止めた。

“昔から”？






星空「……いつから…？」



円堂「調査をしていて、この島でお前の姿を見た時だ」



星空「彼らには伝えたの…？」



円堂「いいや。伝えるつもりは無い」



星空「はぁ…敵だっていうのに相変わらずお人好しなのね」



円堂「…A、サッカーやろうぜ！！」








凛が…敵…？


円堂監督は凛のこと“A”って…
一体どういうこと？



凛は敵なの？

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す