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貴方side
雷門中に戻ってくると、サッカー棟にもグラウンドにも
立ち入り禁止
の紙が大きく貼り付けられていた。
貴「サッカー棟がぁぁあ…」
神童「ここは野球部のグラウンドになるそうだ」
松風「そんな…」
現実を目の当たりにして、
私たちは鉄塔広場に集まった。
サッカーに関係するものはどんどん崩されていく…
ムシャクシャしてしょうがないよ…
フェイ「このままじゃ、本当にサッカーが忘れられて歴史の修復が難しくなる…早くプロトコルオメガ2.0を倒さないと」
松風「円堂監督を助け出すためにも」
天馬の言葉にみんなが頷く。
守兄…を助けるんだ。
みんなと一緒に。
西園「でもまだ僕たちの力は…」
剣城「あぁ、化身アームドも天馬しかできない」
松風「みんなも化身アームドできるようになればチームの力もアップするんだけど…」
錦「けんど、大っぴらに特訓もできんしのう」
貴「それに、人数だって11人いないしね〜」
ワンダバ「そうだ！！覇者の聖典を使えば！！」
貴「なにそれ？」
ワンダバの言葉にみんながポカーンとしてしまう
話によると！
200年後の未来の博物館に展示されているもので
最強のサッカーチームの秘密が書かれてるんだって！
空野「でも、そんなに凄い書物ならとっくにエルドラドの人たちが最強のサッカーチームを作っているんじゃない？」
松風「たしかに…」
「ふぉっふぉっふぉっ！覇者の聖典は暗号化されていて誰にも読めないのじゃ！」
貴「うわ！！おじいちゃん、また急にきた！」
アルノ「うむ、説明しよう。
覇者の聖典は未来のサッカー界に伝説のプレイヤーとして伝えられるマスターDによって記されたとされている
かつて、マスターDを崇拝していた者たちは誰もが覇者の聖典を手に入れようと争った。
覇者の聖典が独占されればサッカー界のバランスを崩しかねない
だからマスターDはサッカーの極意を暗号化して記したのじゃ！」
貴「それってAたちにも読めなくね？」
松風「博士は解読できるんですか？…って！いない？！」
アルノのおじいちゃんは説明が終わった途端また姿を消していた。
何しに来てるんだろあの人笑
そして、私たちはとりあえず覇者の聖典を手に入れるために200年後の未来へと飛ぶため、キャラバンに乗り込んだ。
ワンダバ「では、ゆくぞ！
タァーイムジャァーーンプ！！」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月21日 3時
