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剣城side
ゴッドエデンで、天馬が化身アームドを習得し
俺たちはキャラバンに乗って雷門中へと飛んだ。
Aは窓から遠くなっていくゴッドエデンを見つめていた。
剣城「シュウと何話したんだ？」
そう聞くとAは、窓から目を外し
首にかかる太陽のネックレスを握りしめた。
貴「シュウがね、私に愛してるって言ってくれたの」
剣城「！…そうか」
貴「愛してる、なんて言うのヒロト兄とかシロ兄だけかと思ってたよ〜」
Aは気づかない。
別れ際に、シュウがAの唇を奪ったその意味も
鈍感なAは気づかない。
貴「京介は私の事愛してる？」
剣城「は？！」
貴「嫌い？」
剣城「……嫌いなわけない、だろ…/////」
貴「じゃあ愛してくれてるんだね！私と一緒だ！こういうのなんていうんだっけ…えーっと…」
山菜「相思相愛」
貴「それそれ！京介も天馬も神童先輩も信助もフェイも錦先輩も葵も水鳥さんも茜さんも、みんなそーしそーあい！仲間っていいね！」
「「「あはははははっ！」」」
Aの言葉にみんなが笑う。
貴「ねえねえ京介！」
剣城「なんだ？」
貴「Aの事守ってくれるよね？」
あの頃と同じ言葉だがフィフスセクターにいた頃とは違う意味を成している。
＿貴「剣城京介、シードとして私を守りなさい。私のために強くなり、私のために力をふるえ。サッカーの未来のために」
＿剣城「…はい。全てはフィフスセクターとあなたのために」
膝をつき、手の甲に口付けをしたあの頃…。
未来のヤツらがAを奪いに何度来ようとも
Aは絶対に渡さない。
俺はAを守り続ける、その先何があろうとも。
剣城「当たり前だろ」
貴「ありがとう京介！(ﾆﾋｯ」
頭を撫でると、歯を見せて笑うAの手をソッと掴んだ
そして、俺は手の甲にキスを落とした。
貴「…辞めてよ、フィフスセクターの時みたいなこと…」
剣城「あの頃とは違う。約束の証だ」
貴「約束の証…？」
剣城「俺はお前を守るよ、何があろうとも」
貴「…/////」
剣城「…顔、赤いぞ？」
貴「う、うるさい！！！」
初めて見せた表情だ。
このまま俺に落ちればいい、
お前を守る騎士は俺ひとりで十分だろ
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月21日 3時
