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貴「(ｼﾞｰｰｰｰ」
フェイ「……」
貴「(ｼﾞｰｰｰｰ」
フェイ「……//////」
貴「(ｼﾞｰｰｰｰ」
フェイ「…///ちょ、ちょっとタイム！」
貴「なに？顔真っ赤にしちゃって」
フェイ「…//////」
フェイに言われた通り私はフェイに向き合って目をジーッと見つめてたら
フェイは急に顔を真っ赤にしてしゃがみこんでしまった。
てか…全然頭の中読めなかったんだけど…先長すぎ！
フェイ「…(あんなに見つめられると恥ずかしい…)////」
貴「どうやったらできるんだろ…」
フワッ＿＿＿
貴「？…この匂いは…」
優しい風が私の頬を撫でた。
誰かが私を呼んでいる気がした。
懐かしい香りに誘われて、私はスタジアムの中へ入っていった。
「A、また会えてよかった」
いきなり後ろから抱きしめられて
私はその腕をぎゅっと握った。
懐かしい匂いの正体
貴「私も会いたかったよ、…シュウ」
シュウ「ずっとずっと…君のことが心配だった」
貴「ごめん…」
シュウ「でもよかった…君が無事でよかったよ…」
貴「シュウ…わたしずっと謝りたかったの。ほんとに…」
シュウ「謝らないで。A」
貴「私ずっとシュウたちを利用してきたし、シュウには特に悪いことしたと思ってる…許してなんて言えないけど、私ね…シュウとサッカーしたくって…」
シュウ「A…」
貴「ごめん…本当にごめんなさい」
シュウは「いいのいいの」と私の頭を優しく撫でてくれた。
シュウの優しさに私は思わず涙を流した
あの頃の私は千宮路さんのためだからと
シュウの私への想いを利用して、天馬たちを傷つけさせて
笑ってた。
出会った頃からシュウはずっと優しかった
私はその優しさに甘えてきちゃったのかもしれない
シュウは私のお願いならなんでも聞いてくれる子だって。
私を嫌いにはならないって…
ごめんね…シュウ…
“言ってるでしょ？Aは何も気にしなくていいんだよ”
貴「！！」
シュウ「知ってるよ、君の力のことも…君がどんな想いで僕たちとサッカーしてたのかも。…だから大丈夫だよ、A」
貴「シュウにはかなわないなぁ…(泣」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月21日 3時
