私はクパンが嫌いです Part7 (ページ34)

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パパは私の欲しい言葉をくれる。
1人でどうにかしてた時には密かに動いてくれてて解決してくれる。

どうして隠しても隠しても分かるの？
私が普段しないことをしてるから違和感が働くのかな？
それはそれでどうなんだろう…

パパってすごいな

実の父の記憶なんてほとんどないから尚更お父さんという存在が分からない。

ドラマとか映画とかで家族の話を見たことあるけど実際の家族なんてどんなものなんだろう？

オッパのお家やパパのご実家にお邪魔した時のことを思い出すけど、将来私もこんな素敵な家庭を築けるのだろうかと今から不安になってしまっている。

パパの横顔をちらっと見てこの人と幸せになりたいとか思っている私は欲が強すぎるのかな？

エスクプス｢玲奈は次の携帯何色にしたいとかある？｣

｢今のと同じのがいい。結構気に入ってたから｣

エスクプス｢わかった｣

小一時間でやっと新しい携帯を手に入れた。

データがないから全部新しく入れ直すしかない。

カトクも誰一人として友達がいない。
元々そんなにいなかったけど
インストールするところからになってしまった。

写真とかも何も無いフォルダ

エスクプス｢携帯貸して｣

そう言われて素直に渡してしまった
渡した後に私はこの人のせいで携帯変えることになったのにと思った

エスクプス｢こっち向いて写真撮ろ？｣

｢ちょーオフな感じなのに｣

エスクプス｢それでいいじゃん笑。撮るよ｣

車内で1枚撮った写真は夕陽が少し入っていてとても綺麗だった。

エスクプス｢いい感じに撮れたね。それ送ってよ｣

｢カトクの友達になってくれますか？｣

エスクプス｢もちろん笑｣

カトクの登録を急いでしてパパを友達追加した。

"SVT パパ🍒"

登録名を早速変えて写真を送った。

1枚しかない写真を私は携帯のホーム画面にコソッと登録した。