私はクパンが嫌いです Part7 (ページ30)

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ここ1週間受信されたメールを読み終えた。

こいつはまた1人で抱え込んで…
メンバーに嫌われるためにわざと反感をかうようなことをしてたのか…

《今日お話しましょう。13時から場所は事務所の〇〇で》

こんなメールで釣れるとは思わないけどやってみないことには分からない。

ｶﾞﾁｬ

ミンギュ｢お？ヒョンどこか行くの？｣

エスクプス｢玲奈の携帯落として壊してしまったから新しいのに替えかえてくるよ。玲奈が携帯ないって思うから伝えてくれない？｣

ミンギュ｢玲奈の携帯を？！早く変えてきてください！今の玲奈だと…伝えておくけど、｣

エスクプス｢悪いな｣

ミンギュ｢悪いってもうちょっと思ってよー｣

ミンギュがボヤいていたけど内心はそれどころじゃない。

早く行かなきゃ

録音機と、動画撮る用のカメラのセット
そして、部屋に入ってきた瞬間に送る用のメール。
この携帯から送ったメールじゃないとか言われないように最初にどの携帯なのかを知りたいし
やるからには徹底してやっておかなきゃ

12時過ぎに到着した俺は部屋の天井と壁の境目の一角にカメラをセットして部屋全体が撮れるようにした。録音機はポケットの中と机の引き出しに入れて置いておこう

13時になった瞬間

ｺﾝｺﾝ

スタッフ｢入ります｣

メールを送信した。

スタッフ｢玲奈さんは？どうしてエスクプスさんが？｣

ﾋﾟﾛﾝ

エスクプス｢まぁ、座ってください。携帯の画面上にして机の上にでも置いててください｣

動揺してるのか分からないが、素直に携帯を机の上に置いた。

通知音は聞こえたから受信されたと思いたい。

自然と携帯を覗き込むと俺が作ったダミーメールがちゃんと受信されていた。

エスクプス｢携帯借ります｣

スっと取り自分の携帯で通知画面を撮った

スタッフ｢ちょ、何撮ってるんですか！｣

エスクプス｢なら、なんで玲奈を陥れようとしてるんですか？｣

スタッフ｢え…｣

エスクプス｢玲奈の携帯を見ました。あなたの携帯から受信された数々のメールの内容を｣

スタッフ｢まさか玲奈が｣

エスクプス｢本人は何も言いませんよ。言わない性格ってわかってるからこんなことしてたんですよね？｣

スタッフ｢...っ｣

エスクプス｢携帯のロック解除するところから苦戦しましたよ。そしてメールを見て驚愕。あなたは俺の玲奈をどうしたかったんですか？｣