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二十七話 ページ28






「A、Aはいるか〜?」




知ってる声が廊下に響き渡る。気配からして2人はいるだろう___え、絶対に会いたくないんだけれど。

クラスの人から「お前じゃないの?」って視線が送られる中、鳴上さんに肩をつんつんされた。


「Aちゃん、行かなくていいのかしら?」

『あ〜、大丈夫です。彼らは少し放置されたくらいじゃ挫けません。寧ろ喜びます。』


私が適当にそんなことを言うと教室の扉が壊れそうな勢いで開いた。

まあうん、逃れられないよね知ってた!(泣)


というかドアは優しく開けなさいってお母さんに習わなかったのかしら?全くもうッ!


私は心の中でそう言いながらドアの方に視線をやった。


「よもや!俺はそんな性癖は持ち合わせてないぞ!」

「適当なことばっか言ってっからお前は友達できねぇんだよ」


ドアの先には杏寿郎さんと天元さんが居た。クラスメイトが萎縮するからやめて欲しい___けど、実弥じゃなくて良かった(切実)

______ん?あれ、ちょっと待てよ宇髄天元


『アンタこそ呼吸をするように嘘つくな馬鹿。

私だって本気になれば百人や二百人程度の友達作るなんて造作もないんだからな?』


天元さんの言葉にそう反論すると「アタシたちは友達よ!」と鳴上さんにフォローされた。泣きそう。

鳴上さんや。嬉しいけどそういう優しさは時に人を傷つけるんやで(遠い目)


「ぷぷっ、哀れまれてんじゃねぇか」


『そういえばしのぶが実験台を欲しがっ__』

「ゴメンナサイ(即答)」



うんうん。分かればよろし〜♪




ガラッ、

「A、お弁当食べよ〜!」




私がニコニコしてると今度は優しく教室のドアが開かれた。今日もとても麗しゅうございますわね!


あんずはお弁当片手に笑顔で私に駆け寄る。

もうこれ新婚夫婦だわ(?)!あんずを本当に幸せにできるのは私しかいないと思うんだよね!異論は認めん。






「あれ、煉獄先生?宇髄先生?」


「久しいな立花少女!元気そうでなによりだ!」

「よぉ、今日もウチのAの子守りありがとな。」



・・・天元さん、

アンタはいつか絶対に泣かす。

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メロン♪ - 更新、無理せずに頑張ってください。 とても面白かったです。 私も鬼滅の刃の夢小説を書いています。 体に気を付けてくださいね? もし、良かったら鬼滅の刃の夢小説を読みに来てくださいね? (2021年11月21日 9時) (レス) id: 89b081aabc (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさん、素敵なコメントありがとうございます!そういって頂けて光栄です。更新頑張ります! (2021年10月18日 20時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - とても面白かったです!!更新楽しみにしてます!! (2021年10月15日 8時) (レス) @page23 id: 6b3efb22b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくてぃー x他1人 | 作成日時:2021年9月27日 20時

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