ハローメロディ#3

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それは涼介が小さくなってから









何処と無く
避けられてるような気がしていた









いや、、
そう言うと語弊があるかもしれない…







ちょっと距離を感じる…


くらいの方が正しいのかな？
言葉にしづらいし、説明が難しい。。









現に今も
違和感を感じさせてくれる張本人は

何事もない様子で
僕がいるソファの近くにやってきて






ソファ下に敷いてあるラグに座り込んだかと思えば
午前中にもやっていた作業を再開した













さっきまであんなに眠そうにしてたくせに…




"小さくなっても涼介の演技力は健在なんだな〜"

なんて感心しながら






また、ボーっと小さい涼介に目を向ければ
いつの間にか大貴が隣に来ていて





有「知念〜
何をそんな見つめてんの？

てか、、、、何してんの？コレ…」






そう、大貴が言う"コレ"とは
涼介がやってる作業のことで…



知「ん〜？
子どもって面白い生き物だなって。笑

涼介はね、指先鍛えてるんだって〜」




有「は？指先？なんでまた、指？笑」





"ほら、病院に行った時
箸が使えなかったって言ってたでしょ？
あれがどうしても悔しくて、練習してるらしいよ。


またいきなり箸にしても出来ないから
まずは指先の動きが良くなるように？
小さいもの掴んだり、細かい作業からやるんだって"







いつの間にか
マネージャーにでも頼んだのか


小さなシールを大量に手にしていた時は
涼介の不思議な発想に、思わず吹き出したっけ…







知「で、朝からずっと。
あの小さいシールを剥がしては貼り続けてる、ってわけ」


有「へ〜。笑

元の姿に戻れば
そんなのどうにでもなるんだし…
別にそこまで気にしなくても良くね？笑」



知「涼介は大貴と違って
何処までもストイックなの！努力家なの、、！


それに加えて、人一倍負けず嫌いだし…」




有「それにしても、朝からって…
凄い集中力だな…苦笑」





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