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『……賑やかだなあ』
｢素直に
『たっ！…………こんにちは立花先輩』
仙蔵｢ああ｣
毎度こんな驚いてちゃ体力が持たないんですが。本気で気配消して近づいてくるのやめて。無駄遣いだよ。
『食満先輩、潮江先輩、中在家先輩もこんにちは』
｢おう！/ああ、/もそ……｣
文次郎とは目が合ったので先日の礼の意味も込めて小さく会釈した。するとそれを読み取ってくれたのか、彼は小さく頷いた。
こういう時矢羽根が使えたら楽なんだけど……学年によって微妙に違うらしいし安易に使うのはやめておこう。そもそも忍者のたまごしかいないこの状況で矢羽根なんて使ったってバレバレだ。
……して、また見事に六年生が全員揃った訳だが。
『みなさんもご一緒に帰られるんです？』
留三郎｢ああ。……こんな奴とギリギリまで一緒なんて嫌だけどな！｣
文次郎｢んだと！｣
伊作｢二人ともどうどう。よかったらAちゃんも一緒に来る？楽しいよ｣
『いえ、お邪魔するわけにいかないので』
仙蔵｢そんなこと気にせんでもいいのに。なあ長次｣
話を振られコクリと頷いた長次。確かに一人で帰るよりかは賑やかで楽しそうだけどさすがに邪魔になってしまう。そもそも私のメンタルがもたないと思う。
小平太｢そういやA、お前出身はどこなんだ？｣
『へ？……＊＊ですが』
小平太｢わたしと近いじゃないか！よし、送って行ってやろう！｣
『え、そんないいdぐえっ！！！！』
まって、俵抱き、デジャブ？
小平太｢じゃあこいつ送ってくる！｣
伊作｢待って小平太、そんな乱暴にしちゃ｣
小平太｢戻ってくるからゆっくりでいいぞ！じゃあな！｣
『イヤーーーーーーッ！！！』
早い。とにかく早い。小平太お前時速何キロで走ってんだよ。取り残された六年生がもう豆粒のようだよ。微かに｢また夏休み明けに｣って声が聞こえた気がしたけど、風を切る音のせいで誰が言ってたかすら分かんないよ。多分伊作だろうけどさ。
あーあ、小平太ったら走るの楽しいって顔しちゃって。そりゃ自分の足で帰るより何倍も早いけどさ。……途中で吐いちゃったらごめんね。
夏休みの始まりがこんなって…………どうなるの、私の夏休み。
―――――――――
わーい 続編です！
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蒼葉碧(プロフ) - みむまむにさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年9月23日 8時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
みむまむに(プロフ) - すごく好きです！前作から引き続きずっと楽しいです！神作をありがとうございます！！ (2020年9月22日 21時) (レス) id: c45f50d5a3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - そっかぁ、簪の意味分からないかぁ、、、嫌われている所か....ねっ？ (2020年5月22日 20時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - nasiremonさん» ありがとうございます〜！´`* (2020年5月15日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon - すごく面白いです！！ 伊作先輩と鉢屋がかっこいい！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年3月5日 15時
