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「……あ、来た来た。A」





『作兵衛。ごめんね、忙しい時に』





「気にすんなって。にしてもAも勉強熱心だな」





『なんか気になっちゃってさ』









図書室へ行った日からまた数日後

今度は用具倉庫へ来ていた









作兵衛づてで食満先輩に隠し武器を見せてもらえるか聞いてもらえば

委員会の日なら倉庫を開けているから大丈夫だと許可を貰えた









もちろん火薬委員会も活動があったわけで

終わらせて急いできた次第だ









『食満先輩は?』





作兵衛「倉庫ん中整理してるよ」





『そっか。作兵衛は見ないの?』





作兵衛「俺は習った次の日くらいに見せてもらったんだ。その時声かければよかったな」





『ううんいいの。どうせ今から見せて貰えるしね』





作兵衛「そか。じゃあ俺は作業に戻るわ」





『うん、ありがとう。また後でね』



















倉庫へ入ると奥の方でゴソゴソと音がした









『食満先輩?』





留「お、Aか」









立ち上がった先輩の顔はホコリで少し汚れている









『こんにちは。お忙しい中すみません、無理言っちゃって』





食満「気にすんなって、自主的に学ぶのはいい事だからな!」









作兵衛と食満先輩はたまに同じことを言う時がある

長く一緒にいると似てくるものなのだろうか









『どれくらいあるんですか?』





留「今あるのは袖箭、鏢刀、猫手に…寸鉄くらいだな」





『へぇ……』









木箱に入れられた

少し錆びたり欠けたりしている武器たち









実際に手に持ってみると重みとか持ってみた時の大きさが分かる





不破先輩に勧められた通り来てみてよかったな









留「作兵衛から聞いたが、ここに来る前に図書室で調べ物もしたんだって?随分熱心なんだな」






『まぁ、気になったらとことんなタイプなので』





留「なるほど。……なぁ」





『はい?』






留「その……やっぱり気になるもんなのか」









おずおずとした聞き方をしてくる先輩









『何がですか?』





留「……自分の先輩の得意武器」









そう言って私の手元に指をさす

目線を持っていけば









『……あ、』









私の右手、中指にハマってゆっくりくるくると回る寸鉄









完全に無意識









恥ずかしくなって咄嗟に外した

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作品ジャンル:アニメ
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三日月 - おはようございます!いつも楽しみにしてます!朝からすみませんm(._.)m実は私も25日から忍たま小説を書き始めました!もし良ければ見てくれたら幸いです!他の皆様も是非ご覧ください!「忍術学園5年い組には女性がいます」ですのでお願いします! (2019年8月27日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - アクヤさん» こんにちは、コメントありがとうございます!自己満足と趣味の塊にそのように言って頂けて嬉しいです。頑張ります……!^ ^ (2019年8月19日 17時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - いつも「面白いな。」と思いながら読んでいます!これからも頑張ってください! (2019年8月19日 16時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
藤華 - そうですか、わかりました。 (2019年7月17日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 藤華さん» こんにちは。他に書いている短編集ではリク募集をしているのですがこっちではしてないんです…申し訳ないです…! ´・ω・ (2019年7月16日 16時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼葉碧 | 作成日時:2019年6月11日 0時

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