やばい孤児院の園長です｢名探偵コナン｣

11話 ページ12

A｢おいおいおいおいおい｣

この状況はいったいどうしろってんだ？？

桜｢あー！｣

やらかしてしまった桜を連れてきたのは良いが物凄い馬鹿力で押され返させているのだ

A｢だぁからっ自分の過ちを素直に認めて変えさせろ！そのびしょ濡れのものを｣

桜｢あぁ！？｣

どーしても頑固拒否なのか？そうなんだな？

A｢本当にそれでいいんだな？いいんだな！？｣

桜｢ぁ！！｣

まぁ茶番はここまでにしておいてさっきまでは手加減をしていたがそうはしない。

抑えて手早く変えればこちらのもんだ。おれだってなぁ？元は思春期の奴にこんなことしたくねぇよ！？犯罪だし。だがないまの身体を受け止めるしかないのも事実だ！

まぁそんな訳で桜は号泣をしてしまった訳なんだが、いそいそとトイレから戻ってきてみたらお皿を拭いている梓ちゃんと世良真純が残りの五人の赤子をあやしている姿しかない

なぜ！？は？彼奴らはどこいった？

あんだけ人に説教しといて自分はほったらかすってのか！？

世良｢あっあんたがこの子達の父親か？奥さんが安室さんと急用ができたって言われて引き受けて見てたんだけど…｣

あんっにゃろ！すごいどす黒さが垣間見えたぞ…垣間見えたぞ！

まじでふざけんなよおい。お鈴！絶対、あいつの事だから邂逅でもさせようとしたんだろうが余計なお世話だ

世良｢顔あげないのか？｣

A｢いや別に｣

なにやってんだ、面を被ってるじゃないか…

流石に赤子達から怪訝そうな目線も向けられている

A｢子供達を見ていてくれてありがとう。あとお鈴が迷惑をかけたみたいだね。俺はこの子達の園長だよ｣

世良｢へぇーじゃあお鈴さんとやらは？｣

A｢あの子も施設育ちです。年齢からすると妹のような感じですがね｣

世良｢そうか。なんだかあんた、不思議だな｣

原作は知っていても幼少期を過ごしただけあって成長に感動している

A｢不思議とは？｣

世良｢何処と無く僕の亡くなった長男の兄貴に似てるんだ｣

A｢それはないです…｣

世良｢だろうな。それを今僕も言おうとしてたんだ｣

妹ちゃんよー、せめてさ。ですよ、のよまで言わせてくれぃー

ってなんだなんだ？いったいどうした？

世良｢お兄ちゃんなら赤子でも正常に育てるだろうと思ってね。なんで面倒みているあんたの事を見た瞬間にこの子らの目に怯えがあるんだ？｣

世良ちゃん、そんな所で勘違いはしないでくれ

それは怯えではなく軽蔑の目なんだ！くそぉ！

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