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モノ=金 ページ2

『なるほどなぁ……?』

今俺はこの目の前にいる王の片山 一樹(かたやま かずき)になんでLv1でここに来たのか問うたその答えにかなり呆れていた

いや事実、今までずっと岩をグルグルして迷ってただなんてどんな音痴だよって話でしかない。

「霧の先に新たなる壁の存在を知らなかった兎山に言われとうないわ!」

流石に貴様呼びはイライラするだけだから口論に負けた罰として兎山と呼ばせた。名前なんて家族以外に呼ばれるのは気色悪いしこちらから願い下げだ。

『いやだってそんな最後の方の記述なんて目を通すわけないし。モノ=金の方程式が成り立った時にはこの世界に飛び込んだよね』

お金好きなら誰もがそうするよね絶対に

『そういえばどうやって岩から逃げてきたんだ?』

岩を強調してククッと笑ってやればまた顔を赤くして怒ろうとしていたが流石に疲れ始めたのか一息ついてから説明し始めた……つまらないなぁまったく。

「まぁそうだな。霧が晴れた時にな……さっきの事だが」

『そうか……まぁそれじゃあそろそろお別れにするか?』

「はぁ!?せっかく会えたのにこんな所でお別れって馬鹿なの?馬鹿なんだろう!?」

『馬鹿連呼するな!阿呆!』

「馬鹿なものは馬鹿だろう!お金いくら貯めてたって村に戻らなきゃ使えないではないか!」

お互いに胡座をかきながら口論していたがその言葉で俺は一言思った

『やらかした』

「やっぱり馬鹿なのではいか!」

つい目の前のお金を集める事だけを集中していたが故の失敗でしか無いな。

『さぁて……行きますかァー』

「やたらと自分勝手だな!?」

自分勝手も何もね、目標が決まれば進むだけでしょう。早く大金を手に持ちたいし。

『それじゃあねLv1の阿呆様』

「王様的なトーンで阿呆というでない!待てコラ!お主が心配だから態々俺がついてってやる!」

『Lv1なんで結構です』

いやー、やばいな。俺はSに目覚めるかもしれない

いやだって絶対に王の本心的には「一人はまじでくそ寂しいからついてきたい」って言ってるんだ。

いやまず顔が正直すぎるのだ

まぁ元よりこんな阿呆少年を一人で置いてくほど俺も心狭くないから無理にでも引っ張ってくつもりだったが、あと少しだけからかってからにしようと思う

『さぁて目標に向かって走るっ!』

「はぁ!?そんなん聞いてない!」

そしてかなり砂埃がたったと思うがかなり猛スピードで走り王もまたなんやかんや言ってしがみつくように着いてきていた

壁=桑→←モノ=金



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紅葉遥喜(プロフ) - とても面白いです!オリジナルファンタジーは、あまり拝見しないのですが、たった3話読んだだけでこの世界に入り込んでいました! アカウントが違いますが、機種変しました。今後とも応援させていただきます! (2019年6月1日 17時) (レス) id: de41049d3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マレイ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月31日 21時

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