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そんなボクに、姉さんが言った。
「ねぇ、Aもバトルしようよ」
確かに、ボクは母さんに姉さんと一緒にバトルプレイヤーになるとは言った。
でも、今でもボクはなるつもりなんてない。
ボクは昔から、人付き合いとか好きじゃない。
人混みも好きじゃない。
そんなボクが、仲間と協力しなくちゃいけない『バトル』なんて好きじゃないに決まってる。
「ボクは行かない」
いつも通り素っ気なく返した。
「Aが人混みとか人付き合いが嫌いなのは知ってる。だから、フレンドを作れとかチームを組めとは言わない。野良でいいから、やってみて欲しいの！仲間とか関係なしにきっと、楽しいから」
多少の軽はずみとかなしに、姉さんは懇願する目で言う。
それでもボクは、行く気にはなれない。
嫌なものは、どうあがいても嫌なんだ。
そんなボクにイラついた姉さんは、ボクを引っ張って走り出した。
姉さんとボクも力の差は一緒だったのに、いつの間にか姉さんの方が強くなって。
それはきっと、バトルを一生懸命取り組んでいたからなんだろう。
そんな姉さんに負けるのは、少し嫌気が差した。
無理やりバトルの予約を取られ、仕方なくバトルに参加することになったボク。
一度バトルをしたことがあったけど、その時は惨敗だった。
そんなボクが、ここでもう一度することになるとは。
どうせバトルなんか楽しくない。
そう思いながらも、塗りもキルもそれなりに頑張った。
周りもボクと同じような初心者ばっかり。
この試合の行く末は・・・、勝った。
ボクは、一番の高成績を取った。
「あの初心者、スゲェ！」
「え？ホントに初心者？」
「サブ垢なんじゃねぇの？」
多少悪口に聞こえるようなこんな声も、『サブアカに見えるくらいにボクが強い』と言う証拠。
みんながボクを見る目は厳しいものばかりだったけど、たった一人、そんな目とは真反対の人物がいる。
「A！おめでとう！すっごくかっこよかったよ！」
バトルを終えたボクに姉さんがそう言ってボクに抱きつきにきた。
ボクは何も言わずに、ただなされるままにする。
姉さんが馬鹿力になってるから苦しいけど。
「ねぇ、A。ホントは楽しかったんじゃないの？」
にっこり笑顔でそう尋ねる姉に、
「は？」
と喧嘩腰に返事を返す。
そんな様子も気にせず、姉さんは語る。
「バトルをしてるA、すっごく楽しそうだった！あんなA、見たことない！すっごく生き生きして、輝いてた！」
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RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» コメントありがとう。もう分かっちゃった？伝わったなら嬉しいな。 (2020年6月20日 6時) (
レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - 「僕は悲しい【オリジナル】」ああああなるほど泣きそう…(´;ω;｀)←は？ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 76e319c3c7 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - RESUTEさん» 承知！(*'▽') (2020年2月2日 19時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
RESUTE(プロフ) - reimariasaizaさん» コメントありがとう。歌詞を見ながら書いたらそうなった。褒めてくれてとっても嬉しいよ。また別の曲も書くけど、日曜公開予定だよ。 (2020年2月2日 19時) (レス) id: 0891d09283 (このIDを非表示/違反報告)
reimariasaiza(プロフ) - 凄い…説明文のセンスありすぎ…(誉め言葉)曲聴きながら読んだけどいい曲だった！文才すごい。あと続き待ってるね(((( (2020年2月2日 19時) (レス) id: 24a44df526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RESUTE | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/f8abbae6051/
作成日時：2020年1月20日 12時
