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「毒物使いですか…しかも実用性に優れている」
つまりあれは…あの紫色の煙は毒ガス…!!!
現実離れしたものにいよいよ本格的に緊張を覚えた
「俺特製の室内用麻酔ガスだ 一瞬吸えば象すら気絶 外気に触れればすぐ分解して証拠も残らん」
そんなものを人間が食らってただで済むわけがない
烏間先生の身が危ないことを知らされた
「ウィルスの開発者もあなたですね 無駄に感染を広げない 取引向きでこれまた実用的だ」
「さぁね ただお前たちに取引の意思がないことはよくわかった」
そう吐き捨てるとボスに報告と言って上の階へ上がって行こうとする
…逃がさない!!!
私たちは走って出口を塞いだ
「敵と遭遇した際 即座に退路を塞ぎ連絡を断つ 指示は全て済ませてある」
カタカタと震えながら烏間先生は立ち上がる
「お前は…我々を見た瞬間に攻撃せず報告に帰るべきだったな」
烏間先生は攻撃する態勢を取った
いつもの調子の烏間先生なら絶対に勝てる
だけど今は…相手の毒ガスをくらって意識すら怪しい
私は祈るような目で烏間先生を見つめた
すると目にも止まらなぬスピードで相手の顔面を蹴りあげた
…がその数秒後
男とともに倒れる
「「烏間先生!!!!」」
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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月16日 15時