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「わぁー...可愛い...」
「せやろー?これがマリーゴールドで、これがカーネーション!んでこのへんは小さめのバラやねー。黄色とかオレンジでまとめてみた!」
「すごい素敵.....」
「おおきに!Aちゃんのイメージが明るくて可愛ええ子やったから、もう、僕のイメージそのままお花にしました!って感じ」
「もーお世辞が上手い...」
「お世辞ちゃいますぅーホンマに思ってますぅ」
「あははっ!ありがとうございます」
私をイメージしたお花のアレンジなんて、今までの人生の中で作ってもらったことない.....
あんまり嬉しいから、その場で写真撮っちゃった。
「今はドライフラワーとか時間置いても枯れへんような加工されてる花も主流になってきてるけど、やっぱり僕は生花が好きやなぁ。匂いとか見た目とかこの花本来の味っていうんかなぁー...そういうんが好きやから。やからこれも枯れてまうけど...ごめんな?」
「いえいえ!本当に素敵です」
「ありがとう。じゃこれ、包んであげるから」
「あの、お金...」
「いらんいらん!俺の趣味でやったことやし!...それに、どうせここで働いてくれんねやろ?」
いたずらっ子のように顔を寄せられて迫られ、思わずうなづいた。
したら丸山さん、ぱあっと顔が輝いて
「ホンマ?ホンマに?」
「あ、はいあの...一応今のところは、お世話になろうかと」
「うわー!嬉しい!ここで働いてくれることが代金やから!ありがとう、これからよろしくなぁー」
「よろしくお願いします!...あ、あの」
丸山さんが、私のお花を包んでくれるのを制して、脇にある水色のあじさいを指さした。
「...あれ1つ、ください。プレゼント用で。その分はお金、払います」
丸山さんは、ニコッと微笑んでうなづいた。
「おおきに。お父さん、きっと喜ぶで?」
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倉安LOVE - これからのすばるくんと主人公ちゃんのやりとりに注目していきたいね。 (2018年11月3日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 倉安LOVEさん» 嫌いなのか……好きなのか……笑 (2018年11月2日 21時) (レス) id: ee8561c84e (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - すばるくんは未だに主人公ちゃんのことを嫌っているのかなぁ?これからどうなっていくんだろう? (2018年11月2日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - はい、楽しみに待っています。 (2018年10月30日 10時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 倉安LOVEさん» ありがとうございます!!!いやー主人公ちゃんどうするんでしょうね...笑 楽しみにしていてください! (2018年10月29日 19時) (レス) id: ee8561c84e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめ | 作成日時:2018年10月14日 8時