エピソード12 ページ5
突然だが、私には異性のお友達があまりいない。
もとから、異性とは関わりを持っていなかったことが理由として挙げられるのだが、最近はもう一つ理由がある。
ゾムくんが、嫌がるからだ。
だがやはり、お友達は多ければ多いほど良い。
「…ラダくん、ラダくん。…このお花、なんて言うの？」
「あー、ワスレナグサかなぁ〜」
「へぇ〜、ラダくんと同じ、青色だね」
「そうだね〜」
学校の校舎裏。
誰が面倒を見ているのかわからないうさぎ小屋や鶏小屋。そして畑。
そして、お花畑のように植えられているたくさんのお花達。
だが、私達が見ているお花は、そんなお花畑のようなところにあるものではなく、さらに隅に作ってある花壇の中のものだ。
「ラダくんさ、友達いるの？」
「…は？いるしぃ〜？」
少しだけ戸惑っているラダくん。
聞いてはいけなかったかもしれない。と反省し、二人でしゃがんで、お花を鑑賞する。
丁度１週間前辺りに知り合ったラダくんは、青い格好をしていて、青い化け物みたいなお面を後頭部あたりにつけているが、決して変な人ではない。
私と一緒に、お花の世話をしてくれる心強いお仲間である。
「花宮も、いつも一人じゃん」
�爐皚瓩箸いΔ海箸蓮▲薀世�んはいつも一人なのかもしれない。
なんて失礼なことを考えて、小さく首を振る。
この１週間は、ゾムくんが生徒会の方で予定があるため、一人の時間が多かっただけだ。
それでも、ラダくんという友達を見つけ、一人ではなかったが。
「…ううん。いつもじゃないよ」
と言えば、背後から影が伸びる。
少し陰った視界にラダくんと顔を見合わせて、後ろを見上げた。
「俺がおるもんな」
ニコッと笑うゾムくん。
あ、やばい。
一瞬で顔が青ざめていく。
笑うゾムくんの顔がものすごく怖く感じる。
「そ、そうだね」
取り敢えず、怒らせないように笑顔で肯定する。ゾムくんは、優しく私の頭を撫でると、ラダくんの方を向いた。
「らっでぃ、おつかれ〜」
え？
もしかしなくても知り合い？
聞いてないと、ラダくんの方を向けば、罰が悪そうに顔を背けるラダくん。
仕方ないので、ゾムくんの方を向けば、こちらも後ろめたいことがあるのか清々しい笑顔が返って来るだけ。
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月見(プロフ) - ゆうなさん» 感想ありがとうございます！！文才が足りないところも多々ありますが、頑張ります！（笑） (2021年2月22日 20時) (
レス) id: 3ca37bb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 続編…！！！！！はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、ゾムがイケメンだ、イケメンだぁぁぁぁぁっっ！！！そして夢主も可愛いっっっ！！ぁぁぁぁぁぁあぁあ、話が面白すぎる！そしてめっちゃ癒されます…てかもうにやけ顔が収まらんww これからも頑張ってください！！！ (2021年2月18日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - RURUさん» 続編の方にも、感想ありがとうございます！続編も頑張りますね！ (2021年1月23日 16時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - すき焼き…(訳:続編も最高です) (2021年1月14日 16時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年1月13日 23時
