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「なぁに、考え事しとるん?」


「…ぇ」


体を持ち上げられて、ベッドのように並べられている机の上に座らされれば、シュルっとリボンを解く音が聞こえた。


「ゾム、くん?」


「……Aは、首筋が弱い」


「ん?…っ…待っ」


ゾムくんが一言言ったかと思えば、すぐに首筋を舐められる。
ゾクッと背筋を撫でるような感覚に鳥肌が立ち、ギュッと体に力が入る。


「力、抜いて…?」


「そん、なの…むりっ」


ふるふると首を横に振れば、笑い声が耳に届いて、背筋をすーっと撫でられる。

くすぐったい。

ゾクッと体の奥からナニカが通ってくる感覚がして、力が抜けていく。
ゾムくんの胸板に倒れ込めば、優しく抱きしめられて、「感度ええなぁ」なんて言葉が耳に届く。

そういうの、やめてほしい。


「ゾムくん。……お花摘みに行きたい」


これ以上は耐えきれないと流されそうな理性に鞭を打って、小さく言えば、ゾムくんは私の服の中に手を入れた。
完全に聞いてない。というか、無視をされている。そんな事実に、ゾムくんの腕を掴む。


「ね、ゾムくん」


「交代はさせへんよ」


「ぇ…?」


予想外の言葉に、ゾムくんの腕を掴んでいた力が緩む。その隙に、ゾムくんは片手でボタンを外してゆき、もう片方の手はお腹を撫でて上へ上へと上がっていく。


「賭け事、やっとったみたいやな。Aの期待に応えられた?」


「…ぇ、待っ」


「待たんよ。俺に触られながら、頭整理してな…?」


ゾムくんの手が、下着越しに私の胸を撫でる。思わず、声をあげそうになるが、グッと我慢して、この訳の分からない状況をなんとか理解しようと頭を働かせる。
が、こんな状態で、落ち着いて考えられるはずもなく。


「わか、んない」


「んふふ。じゃあ、最初から説明するから、よぉく、聞いといてぇな?」


そう言って、優しくキスを落としたゾムくんは、妖艶に微笑んで、説明し始める。


「Aが飲み物を買って帰ってきた時に、すぐに違うなって気づいてん。で、さっきの人に全部説明して貰った」


ゾムくんが優しく腹部を撫でた。
話しながらも、服を捲って至る所にキスを落とすゾムくんに、内容があまり入ってこない。
くすぐったくて、体の奥から疼くような変な感覚。何度も体験したことのあるソレに思考がぼんやりとする。

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月見(プロフ) - ゆうなさん» 感想ありがとうございます!!文才が足りないところも多々ありますが、頑張ります!(笑) (2021年2月22日 20時) (レス) id: 3ca37bb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 続編…!!!!!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、ゾムがイケメンだ、イケメンだぁぁぁぁぁっっ!!!そして夢主も可愛いっっっ!!ぁぁぁぁぁぁあぁあ、話が面白すぎる!そしてめっちゃ癒されます…てかもうにやけ顔が収まらんww これからも頑張ってください!!! (2021年2月18日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - RURUさん» 続編の方にも、感想ありがとうございます!続編も頑張りますね! (2021年1月23日 16時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - すき焼き…(訳:続編も最高です) (2021年1月14日 16時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月見 | 作成日時:2021年1月13日 23時

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